2000年9月13日セカンドインパクト・渚カヲル氏ご生誕記念小話
20XX年。
9月13日某所。
「カヲル、今日までゼーレの為によく働いてくれた。これはささやかなワシの気持ちだ。」
「ほう、体脂肪急率上昇中の半機械奇妙キテレツサンバイザー独居老人でも、
誕生日というリリンの感情細やかな記念日を祝うことが出来るんですね。
新たな発見です、キール議長。」(晴れやかな笑顔で。)
「・・・・・・タブリス、死海文書の使徒順、なんだったら反対からにしてもいいんだぞ?」
「ははっ、冗談ですよ。まさか、全世界を裏から牛耳る秘密結社ゼーレの議長、
キール・ロレンツともあろうお方が、15歳になったばかりのいたいけな中学生の
悪意のない冗談に本気でお怒りになったわけじゃないですよね?
ありがとうございます。お気持ちはありがたく頂戴しましすよ。」
「・・・わかればいいのだ。これは、モスクワのMAGIタイプがお前が最も喜ぶ
モノとしてはじき出した結果に基づいた誕生日プレゼントだ。」
そう言って、キールが指さした先には不自然に大きな箱が。
しかもラッピング王選手権ばりの包装で。
「ふんふんふんふんふ〜ん♪(ハッピーバースデーの歌)
いったい何だろうね〜。緊張に値するよ。ドキドキするってことさ。」
がさがさがさがさがさがさがさがさがっさがさ。
ぱかっ。
「ん〜!ん〜っ!!」(涙目)
過剰包装気味の包みをほどくと、中には
赤いリボンでぐるぐる巻きにされた可愛い少年(笑)が入っていました。
ちなみに、さるぐつわ付き。
「き、君は・・・!サードチルドレン碇シンジ君!
やっと、やっと会えたんだね!!」(抱きつき)
「ん〜!んんっ!」
「ああ、碇君、大丈夫かい?」(と言いながら、さるぐつわを取る。)
「ぷはっ。はああ、苦しかった・・・。あの、ありがとう。ところで、君は?」
「僕はカヲル。渚カヲル。君と同じ仕組まれる予定の子供。
たぶんフィフスチルドレンさ。」(爽やかな風のような笑顔で。)
「え〜と??な、渚君?」
「カヲルでいいよっ!碇君。」
「あ、僕もシンジでいいよ・・・←流されてます。
(なんだかよくわからないけど・・・悪い人じゃなさそう・・・かな?)」←騙されてます。
「シンジ君!早速だけど、僕は君に会うために生まれてきたのかもしれない。(はあと)」(押し倒しつつ)
「わぁっ!?何っ??
あ、あの、ちょっと。や、やめてよっ。」(まだぐるぐる巻きで身動き取れず)
暗転 (謎)
モニター室
「これもある意味補完完了。よって、全てはこれで良い。」(ご満悦)
父にさような(中略)供達におめでとう
終わっとけ。
何じゃこりゃ。
キール・ロレンツがオレになってます・・・。
私は、基本的にカヲル好きなんだけどあんまり人気あってもしゃくだし、
でも、エヴァSSとかで非道い扱いでも嫌だというなんか矛盾したアレがナニで複雑気分です。
つまり、
「松ちゃんより浜ちゃん好きと言われればムカつくが、浜ちゃん嫌いと言われてもムカつく」by松本人志
という感じ。
まあ、おめでとうってことで。祝う気持ちは本物さ。
来年はシンジ君ね!
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