大原の祇園祭

開催場所:甲賀市甲賀町鳥居野の大鳥神社
撮影日時:2012-07-23.24
毎年7月23日24日

祇園祭は、夏の疫病や災厄退散を素戔嗚尊に祈願した事が始まりで、各地に点在します。
大原の大鳥神社も素戔嗚尊を祭神とし7月23、24日に祇園祭が行われました。
大原の祇園祭は九郷(1大原上田、2櫟野、3大久保、4大原市場、5高野、6相模、7鳥居野、8大原中、9神(数字は今年の順番))の9地区によって行われ、「花奪い(花ばい)」として知られています。
大原祇園祭は六百年ほど前に始まったとされ、県選択無形文化財に指定されています。

大原の祇園祭 宵宮
宵宮は各郷より囃しながら神社に着き21時に9番の神地区が一番に宮入し、本殿前で灯篭を何度もぶつけ合い、拝殿前でもぶつけ合います。九郷が順次宮入りし同様にぶつけ合い、獅子の灯取神事へと続き、23時ころ囃しながら各郷へと帰ります。

大原の祇園祭 本宮
クライマックスの「花奪(ば)い神事」が行われ、15時ころ九郷からそれぞれ和太鼓を担いだ子供達が「トントト、カカカ」と叩きながら赤い造花で飾られた花笠と共に次々と入場してきます。
本殿に奉納された後、長い竹の棒を持った男衆らが激しく花笠をたたいてなぎ倒すと、参拝者らがわれ先にと群がり、花飾りを奪い合います。17時ころ各郷へ帰ります。
 
 「トントト、カカカ」とリズムを奏で花笠の列を導く子供たちの和太鼓姿が可愛らしい。

駐車場 特にありません。
食事処 屋台多数あります。

HOME