近江神宮燃水祭

開催場所:大津市神宮町 近江神宮
撮影日時:2011-07-07(木)11時から
毎年7月7日

近江神宮燃水祭
日本最初の石油の記録は、1340年をさかのぼる、天智天皇の御代のことした。正月3日、新都大津宮において、御即位の式典を厳修せられた天智天皇7年(668年)の7月のことでした。
 
 越の国 燃ゆる土 燃ゆる水をたてまつる

 日本書紀はこう書き記しています。燃ゆる土『燃土』とは天然アスファルトのことであり、『燃水』とは石油のことです。『越の国』は、現在の新潟県。なかでも現在の胎内市(旧黒川村)であったといわれます。黒川村は、昔、川の流れが黒くなるほど燃水が湧き出したことから、「黒川」の地名がついたと伝えられています。
 その7月、越の国より採掘された燃水と燃土が天智天皇の都に献上されたのでした。科学技術を駆使され国づくりを推進された改新政治を象徴する記事といえます。
 黒川村をはじめ新潟県内では昭和30年代に至るまで露天掘りの油田で採油が行われ、燃料として使われてきました。
毎年7月1日、新潟県胎内市黒川において燃水祭が行われ、その折採油された原油が、6日後の7日、近江大津宮旧跡に鎮座する近江神宮燃水祭において、黒川からの使者により燃水献上の儀が、往時のままに厳修されています。さながら日本書紀の記述を再現するがごとくに。
近江神宮HPより引用
舞は八仙
主要時間:12分、雅楽の分類:右方舞、舞人:4人衆、曲調:高麗楽・壱越調
別名を「鶴舞」というように、鶴の一群が大空に飛びかう姿を舞にしたというが、由来は不明。冠鶴をかたどった暗緑色の面をつける。短いくちばしの先には金色の木彫の鈴が垂れており、舞につれて動くと鳴き声をあらわすという。別甲をかぶり、紺地に五彩の鯉を刺繍し絹糸の網でおおった短い袍を着た別装束で舞う。次第は、高麗小乱声、高麗乱声(舞人登場)、小音取、破、急。破と急が当曲舞。急を奏するうちに舞人は退場する。

駐車場 境内にあります。
食事処 ありません。

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