2つの祭が重要無形民俗文化財に

2020/1/17(金) 18:51BBCびわ湖放送
先ほどまで東京で開かれていた国の文化審議会の結果、滋賀の2つの伝統芸能が新たに、重要無形民俗文化財に指定される見通しとなりました。県内ではこれで、6件が、重要無形民俗文化財に指定されることになります。
新たに重要無形民俗文化財に指定されることになったのは、「近江湖南のサンヤレ踊り」と「近江のケンケト祭り長刀振り」の2件です。
このうち、「サンヤレ踊り」は、室町時代の終わりごろ草津市や栗東市の各地に伝わったとされる芸能で、打楽器の演奏や「サンヤレ」という“はやし”に合わせて華やかな姿の子どもたちが踊り、五穀豊穣を願います。
また、「ケンケト祭り長刀振り」も、室町時代の終わりに、守山市や竜王町など県内の3市1町に伝わったとされ、色鮮やかに着飾った少年たちが長刀を手に踊り、頭上で長刀を回すなどの技も披露します。
県内の重要無形民俗文化財は、「長浜曳山祭」などに続きこれで、6件が指定されることになります。
県の文化財保護課は、「今回の指定が、伝統芸能を継承していく励みになれば」と話しています。

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