2012年度
新人戦観戦記
今回僕は床の補助役をさせていただきました。
隣で審判の方が審議していた内容をざっと列挙しますと、
・シンピ倒立は、静止しないと技数に認めない。
・側方系は空中局面で、しっかり横を向いていないと、大欠点。
・着地の際に手をついたり、尻もちをつくと大幅に減点
・ひねりや、宙返りの際の着地に余裕がなければ減点。
というような感じでした。
上記の内容は、当たり前のことかもしれませんが、その当たり前のことの出来不出来が、
点数を大幅に分けていたように感じます。
大体大や天理大といったうまい選手たちも、猫宙や後方一回半ひねりを
実施していましたが、猫宙であれば、開きが明確で、着地の余裕もあり
後方一回半ひねりであれば、ひねり際に着地ではなく、きちんと最後までひねりきって、
余裕をもって着地をしていました。
こういう結構シビアな部分での減点は七帝戦や五大戦といった、所謂非公式の大会では、
あまり感じなかった部分であったので、とても勉強になりました。
これから試合がない、冬のシーズンを迎えるので、筋トレはもちろんのこと、
空中局面での開きや、技の捌きの向上など、現在の実施技にもう一度立ち返って、
そのレベルアップに努めるのもとても大事なことだと感じました
以上です。
(著:林田)
今回、鞍馬の補助員をさせていただきました。
審判の方が阪大の演技についてアドバイスをして下さったのですが、
横移動からの下りで落下が多く、そこをつなげることが出来れば、無駄な減点を大きく減らせるそうです。
また、そのためには、練習の時から意地でも落ちないで最後までつなぐことが必要だとのことです。
全体としては
やはり上手い選手ほど旋回で膝の曲がりが少なく、重心が高かったように思います。
以上です。
(著:上條)
段違い平行棒の補助役をしていて聞いたこと、気づいたことを記録します。
・安定感(同じ技をしていても、違いがあった)
・技数の欠如
・テンポ(停滞には入らないが少しためらいがみられる、など)
得点を出す人の演技に、きて欲しいところにくるなぁ、というイメージをもちました。
蹴上がり、前カット等々同じ技をしていても、いいテンポで余裕を持ってやっている感じがしました。
前カットなら、手を離した後の足の高さ、蹴上がりなら、終わったあとのバーの位置、などに余裕がありました。
技に関しては、多くの選手が正車、逆車、離れ技、降り技も捻ったり、ダブルだったりと、
自分達と差がみられ、絶対的にこれから増やしていかなければならないところだと思いました。
これからの練習では、技数を増やすと同時に、既に取得している技の完成度、安定感をあげる、
というところにも気を配っていかなければならないと思いました。
以上です。
(著:津吹)
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