2009年度
新人戦観戦記
今日は新人戦で、置田さん、大嶽さん、大塚が応援にいきました。
見れ
た人の演技を中心に書いていきます。
まずは一種目目、跳馬と平行棒。
上野は転回一回半ひねりを跳びました。いつもより高さがありましたが、着地で
3歩歩いてしまいました。岡崎は転回一回ひねりデビューを果たし、着実に点を
取っていました。岸川はいつもの転回跳びを一歩でおさえました。もう少し難度
があがればなぁ…といつも思います。中辻は伸身のツカハラを一歩できめました
。反りの姿勢がきれいにできていて、大嶽さんを彷彿とさせる跳躍でした。カサ
マツもがんばってね。山本はバクダンツカハラ(抱え込み)をいつもより高く跳
び、着地も一歩でおさえていました。人生で最高のツカハラでした。 平行棒
は石川が前カットをしていて、一昔前の阪大の演技のようでした。恵美は倒立が
うまくなりました。福本はいつもの宙降りを構成から抜いていました。仲澤は「
おまえ一回生か!」と大嶽さんに体育会的なツッコミをいただいていました。
二種目目は平行棒と鉄棒でした。 岡崎は力で平行棒をねじふせ、倒立がかな
り安定していました。あとはピンコが止まれば安定した演技になると思います。
岸川は移行も安定してきたので、安心して見れました。宙降りはいがんでいまし
たが、上手いこと着地していました。中辻は安定した演技でした。来年のインカ
レ
に向けてスペシャルな降り技を増やしてほしいです。山本はいいツイストができ
ていて、少し時間がとまったように見えました。宙降りでバーにぶつかり、会場
がどよめきましたが、阪大の人たちには見慣れた光景でした。上野は一切どよめ
かせることなく、静かに演技を行い、終えました。岡崎と同じでピンコをどうに
かすれば、文句なしです。 恵美の鉄棒は移行をギリギリ決め、いがみながら
も車輪に繋げました。仲澤は車輪をして、満足したのか普通に降りました。主将
になった石川は今できる技を丁寧にこなしていました。止まって支持をしている
ときでも、どんなときでもつま先を意識づきるようにがんばろう。福本は棄権し
ました。
三種目目は鉄棒と床です。 鉄棒は岸川が飛び越しをつかみ、ダブルも一歩
できめました。6技だったのが悔やまれます。中辻はアドラーもしっかりでき、
いつもの前宙ハーフ降りをしていました。「俺の鉄棒を見ろ!」とプライベート
でも言えるレベルだと思います。山本は開脚飛び越しを行い、またもは会場をわ
かせました。上野は安定した飛び越しをし、ツイストもきれいでした。山本にも
安定を分けてあげてほしいと思いました。岡崎は飛び越しもしっかりつかみ、移
行もつかみました。あとは車輪宙やね。栗東ではダブルもしてるくらいなので、
春には車輪宙をしているとおもいます。 床は仲澤がワンコーナーで4つくら
い技をしていた
のが印象的でした。ラストは前宙ハーフを一歩でおさえました。石川はロンバク
をし、飛び込み前転でまさかのラインオーバーをしてしまいました。バランスを
しっかりと止め、いつものいがみ前宙でフィニッシュしました。恵美はなぜか二
本目のタンブリングのホップができず、阪大に笑いをもたらしました。
4種目目は床と鞍馬です。 床は中辻がラストの二回半ひねりデビューしまし
た。若干ひねりがうさんくさかったのは否めませんが、体力はついてきていると
おもいます。山本は試合前に「今日ラストに二回半ひねりしてやりますよ(¬_¬;
)」とたくらんでいました。実際の演技では、最初に二回半をしてこけました。
でも初め
てにしておしかったです。ラストの二回ひねりもクシゃってなっていました。上
野は着地をしっかりとめにいく演技で他を圧倒していました。また足の調子がよ
くなったらひねっていってね。岸川はスポンジの床に遊ばれており、着地でポン
ポン跳ねていました。その跳ねは宙返りの高さを出すために使いましょう。
鞍馬は福本が復活しましたが、一回落下してしまいました。石川は演技らしい演
技になってきました。しかし演技をみている他の二回生の無表情さに驚きました
。もう少し、応援したり、喜怒哀楽を表現しましょう。恵美の鞍馬は、リアーな
ども入りだいぶ演技らしくなってきました。ただ最後の移動をごまかした飛び横
移動はいただけません
。練習しましょう。仲澤の鞍馬はまずは旋回を回さないといけないと思います。
5種目目は鞍馬と吊り輪です。 鞍馬は、山本がリアーをきめ、最後まで通る
と思いきや、移動で落ちました。降りでも頭から落ちました。入学からはだいぶ
安定してきたけど、普段の通しの成功率をあげましょう。上野はきれいにこなし
ていました。岡崎は丁寧にこなしていました。岸川は七帝で通った鞍馬でしたが
、落下してしまいました。グループを取りに行ったのでいいと思います。中辻は
通すことを意識するあまり交差がタジタジになっていました。女の子の前でもタ
ジタジにならないように練習しましょう。 吊り輪は、石川に向けての「ガン
バー、ガンバガンバー!」のかけ声から始まりました。これに感化されたのか石
川の背面は水平でした。恵美はカイジのような吊り輪で、逆上がりをしたり前回
りをしたり多才でした。会場も「ざわ…ざわざわ…」していたのは言うまでもあ
りません。仲澤は十字経過懸垂をしていました。伸身宙おりができるようになっ
たようです。二十一歳児少年の福本は肩の痛みを考慮してか、技を減らしていま
した。
最後は吊り輪と跳馬です。 吊り輪は、上野が後ろ振り十字を
2秒とめていました。他の技もひざがきちんと閉じていて、きれいでした。岡崎
は後ろ振り十字をきれいにとめ、十字からの背面も行いました。大学始めとは思
えない筋肉に
なりました。岸川は今期たくさん練習してい
た後ろ振り倒立をあげきりました。グループ要求もすべてとり、ラストにダブル
をしましたが、こけてしまいました。体力がない時をイメージしてラストの降り
技の練習をするといいと思います。中辻は「俺の筋肉を見ろ!」と言わんばかり
の筋肉量でした。ホンテンもしっかり止め、後ろ振り十字も十字の形をしていま
した。ラストのダブルも一歩でおさえ、満点の演技だったのではないでしょうか
。山本は勢いのある演技でしたが、前回りで落ちてしまいました。途中で「あか
ん、技足らん…どないしよ…」と考えてるのは目に見えましたが、技のない山本
は宙降りでフィニッシュしました。保険の技を拾得しましょう。 跳馬は、石
川が転回をとび
ました。いつもよりいがんでおらず、高さもある転回跳びでした。恵美はドスド
スとした助走からの転回ハーフでした。仲澤は転回跳びをとびました。膝と肘が
曲がっていたので、意識して練習しましょう。
今回は全員個人での出場
ということもあり、各々が思い切った、やりたい技をすることができたと思いま
す。 怪我で思う存分、今の実力を発揮できなかった人は、発揮できないなり
の演技の仕方を考えれたと思います。 これからも試合に向けて体調を整える
とともに、一試合一試合、悔いのないように練習しましょう。
(著 大塚)
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