2002年度新人戦


大阪大学成績表
選手名 ゆか 鞍馬 吊輪 跳馬 平行棒 鉄棒 総合得点
太田 学 3.70 2.60 3.25 7.00 2.00 3.05 21.60  (31)

新人戦観戦記

11月17日(日)になみはやドームにおいて新人戦が行われました。
当初、2回生の植木太田が出場予定でしたが、植木が試合の数日前に怪我を
してしまい、太田1人の出場となりました。
今回の試合では、太田は「下り技」をきちんと入れた構成に挑戦するようで、
試合前から初挑戦への緊張がひしひしと伝わってきました。(気がしました)

平行棒からのスタート。スイング倒立が止まらずに落下。落下した場合のその後の
処理を練習していなかったのか、少し戸惑いながらの再スタートでダブルスイング
が増えたのが気になりました。通し練習の中で対処法を今後は練習してください。
下りには抱え込み前宙に挑戦しましたが、回転しきれず背中着地。苦いスタート
となりました。
続く鉄棒。若干の膝の曲がりはありましたが、順調に逆車をこなし、予定通り(?)
移行で落下し、いよいよ本人が一番挑戦することに力を注いだ前宙下りです。
かなり緊張しているのが見ているこっちまで伝わり、ドキドキしました。
しかしいざやってみると手を離すタイミングが少し早かったため、少し吹っ飛び
気味でしたが、ガッツで足から着地し、なんとか片手をつく程度に抑えました。
この挑戦、実施減点は多いものの挑戦したことは高く評価したいと思います。
ゆくゆくは1回半ひねり(B)までもっていけるよう頑張ってください。
3種目め、ゆか。倒立で歩いたのはいただけませんが、飛び込み前転前宙はまず
まずこなしました。今後は後方のアクロバットシリーズを入れられるように
なれば点数も伸びてくると思います。
4種目め、鞍馬。とりあえず旋回が続けて回れるようにしましょう。
5種目め、吊輪。け上がり、後ろ振り上がりなど、振動系の技で力を使って上がる
形となってしまいました。力技ももう少しで止まりそうなので頑張ってください。
最終種目跳馬。阪大での練習を見たかぎりでは、転回ハーフはとても使えるような
実施ではなかった(背中着地)ので、試合では使わないだろうと思っていたのです
が、やはり今回は「挑戦の試合」だったのでしょうか。本番一発勝負で望んできま
した。結果は今まで見たことないほどきちんと足から着地し、ひねりも半分ひねり
きれてました。軸がずれて減点ラインに着地してしまいましたが、良かったと思い
ます。

全体を通して挑戦した技は平行棒の下り以外はまずまずの成功をおさめ、本人とし
はけっこう満足のいく試合だったのではないでしょうか。特に折り技を全種目入れ
ようという姿勢
はすばらしいと思います。採点上、入り技と下り技はあると無いと
では大きくちがってきますので、1回生の人も見習うようにしてください。
今後は実施減点をなくすこと、特別要求をそろえること、技を10個に増やすことを
念頭においてがんばってください。
お疲れ様でした。


 

2002年度の試合結果

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