2013年度
関西インカレ戦観戦記
男子団体の観戦記を書かせていただきます。
男子団体は床からのスタートでした。
床では江口さん、野崎さんは着地も最低限に収め、得点が出ていましたが、
小檜山さん、永井さん、坂川さん、米山さんは特に終末技での転倒が大きく響いてしまい、
あまり得点が伸びませんでした。
終末技は要求を取るためにはC難度以上の難しい技をしなければなりませんが、
そのためには体力がかなり必要だと思うので、普段の練習から疲れている状態でも終末技を最低限の着地で抑え られるように練習することが大切だと思いました。
続いて鞍馬です。
今回、停滞・落下なしで通せたのが永井さん一人で、
残りの人は停滞や落下が響いて、10点を割ってしまいました。
停滞や落下は単純に0.5〜1.0の減点たど思うので、その部分をもっと詰めていく必要性があると感じました。
続いて吊り輪です。
野崎さん、坂川さん、江口さんはいつもどおりの演技が出来ていたと思いました。
小檜山さん、米山さん、永井さんは、肩や肘等の痛みで十分に練習をこなせていないようでしたので、
七帝戦までにはしっかり詰めて行ってもらいたいです。
続いて跳馬です。
全体的にいつもの演技が出せていなかったように感じました。
転回一回ひねりでの、ひねり不足や着地でぶれるといった人が多かったので、今後の大会では修正していってもらいたいです。
その中で、野崎さんは、伸身ツカハラを実施されていましたが、着地こそ少し乱れましたが、開きもあり、以前 よりも良い実施だったと思いました。
続いて平行棒です。
小檜山さんのダブルスイング、永井さんのカット、江口さんの後ろ振り倒立後の倒立静止不足など、もったいな いミスが散見されたので、その部分を修正して行ってもらいたいです。
野崎さん、坂川さんはいつも通りの演技が出来ていたと思います。
米山先輩は倒立の乱れもほとんどなく、ほぼ完璧な実施で、練習の成果が出ていたと思いました。
平行棒は安定すると、比較的コンスタントに点を出せると思うので、しっかりと安定した演技ができるように練 習していくことが大切だと思いました。
最後に鉄棒です。
永井さんのワイラー、坂川さんのエンドーを除けば、そんなに目立ったミスはなかったと思います。
一方、飛び越しの足割れや、移行、ツイストの角度など、まだまだEスコアも向上可能だと思うので、
できている技の精度をもっと上げていくことも大切なのではないかと思いました。
平井先生もおっしゃってましたが、他のうまい大学と比べ、綺麗さや精度がまだまだ足りていないと感じました。
優勝した大阪体育大学の選手も、高い難度の技ももちろん行っていましたが、
A難度やB難度の技、例えば、吊り輪で、後ろ振りあがりからの脚前挙や、平行棒で、ピンコからのアームカットなど、
比較的簡単な難度も演技に取り入れ、かなり高い精度で実施していました。
Dスコアの向上も大切ですが、それと共に、演技精度を上げていく必要があると改めて感じました。
そのためには普段の通し練から絶対ミスをしないという意気込みで練習をすることや、当然のことながら、膝やつま先への意識を常にすることが大切だと思いました。
以上です。
(著:林田)
今回自分は床の記録補助員をさせていただきました。
大体大や天理大のようにとてもレベルの高い選手から、大学始めの選手までいて、技の難度も様々でしたが、
床では、『演技をきれいにしようとする意識がどれほど見られたか』が重要視されていました。
難度が高く無くても、細部にまで気を使えている選手は、審判内のスコア調整で点があげられているという場面をよく見ました。
ひねり不足や着地の乱れなどは、転倒や着手などの減点がかなり大きいので注意が必要だと思いました。
またかなり多く見られた伏せの足割れや、時々あったライン減点も意識が大事だと思うので、落とすのはもったいないと感じました。
七帝戦までに、技を安定させることに加え、当たり前かもしれませんが、とにかくきれいに演技する自分の心掛けが一番大切だと分かりました。
(著:上條)
補助役です。
あん馬の記録係をしました。
公式戦のため、七帝戦などよりも厳しく採点されていました。
他大の特に上手な人の演技を除いて、全選手が技をする毎に減点を受けていました。
落下などで目立つ減点をした人よりも、落下なしで長めの演技をした人の方が点数が低いこともよくありました。
単に技が通せるだけでは点数が伸びないので、きれいにつなげれる構成を考えないといけないと思いました。
あと、技が揃っている人が降り技を単発ですると、認定してもらえず、内規をくらっていました。
縦旋回などから繋げるように意識していきましょう。
また、降り技だけでなく、交差や旋回の技も認定されないことがあったので気を付けましょう。
(著:神谷)
個人は古田さんと堤さんが出場しました。
まずは平行棒からでした。
古田さんはシンピもあがっていましたが倒立で歩いたこととダブルスイングが気になりました。
堤さんはけあがりの足曲がりと足割れが気になりました。
鉄棒についてです。
古田さんは大きなミスもなくいい演技でした。
足割れ足曲がりにもっと意識できそうでした。
堤さんは普段の演技ができていました。
小さな振動が多かったのが気になりました。
床についてです。
古田さんは終末技も決まり、よかったです。
堤さんは着地も狙えていてよかったと思います。
水平バランスがもうちょっと魅せれそうだなと思いました。
鞍馬についてです。
古田さんは一度乗ってしまいましたが停滞はありませんでした。
堤さんは大きなミスもなく通っていてよかったです。
つり輪についてです。
古田さんは足まで意識できていてよかったです。
堤さんも後ろふりあがりの足曲がりが気になりましたがその他は意識できていました。
跳馬についてです。
古田さんは着地も一歩でおさえていい演技でした。
堤さんも大きなミスもなくよかったです。
足曲がりや足割れについて意識が届いてない技があるので、そこに意識を持っていけるようにもっと練習することが大切だと思いました。
(著:福田)
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