2004年関西インカレ成績&観戦記


男子団体総合選手権結果
優勝 大阪体育大学 153,300
2位 大阪体育大学B 141,450
3位 天理大学 139,550
4位 吉備国際大学 130,900
5位 関西学院大学 116,300
6位 吉備国際大学B 114,950
7位 京都大学 108,650
8位 立命館大学 105,150
9位 大阪経済法科大学 104,850
10位 同志社大学 103,200
11位 関西大学 103,050
12位 神戸大学 102,150
13位 大阪教育大学 101,800
14位 大阪大学
(庄野,田中,新谷,中)
98,900
15位 京都産業大学 97,400
16位 甲南大学 96,900
17位 和歌山大学 93,500
18位 立命館大学B 91,150
19位 神戸大学B 88,550
20位 大阪大学B
(植木,太田,古賀,結城)
88,350
21位 関西大学B 86,650
22位 相愛大学 82,700
23位 京都大学B 79,650
24位 大阪経済法科大学B 65,550

大阪大学成績表

団体Aチーム

選手名 ゆか 鞍馬 吊輪 跳馬 平行棒 鉄棒 総合得点
田中 雄 6,500 3,550 3,950 6,900 5,100 3,700 29,700 (63)
庄野 暢晃 6,250 5,100 5,600 7,000 6,650 5,400 36,000 (37)
新谷 英之 5,800 4,150 5,100 7,250 3,850 4,400 30,550 (58)
中  竜二 5,500 3,800 5,850 6,750 3,600 4,200 29,700 (63)
ベスト3 18,55 13,05 16,55 21,15 15,60 14,00 98,900 (14)

団体Bチーム

選手名 ゆか 鞍馬 吊輪 跳馬 平行棒 鉄棒 総合得点
植木 慎悟 5,600 3,500 4,850 7,100 5,050 3,500 29,600 (65)
太田 学 5,050 3,150 3,900 6,150 3,900 4,000 26,150 (82)
古賀 寛規 5,950 4,450 5,250 6,500 4,300 4,250 30,700 (57)
結城 敬史 5,750 3,350 3,350 6,750 3,750 3,900 26,850 (79)
ベスト3 17,30 11,30 14,00 20,35 13,25 12,15 88,350 (20)

個人

選手名 ゆか 鞍馬 吊輪 跳馬 平行棒 鉄棒 総合得点
三木 唯丞 5,00 3,15 3,85 6,60 5,00 2,50 26,100 (83)

2004年度 関西インカレ観戦記

 今回の試合記は、4回太田がお送りします。
今回は今年初めての試合ということで、新技を入れた構成のメンバーが大半だったようです。しかし、思うような演技ができず、不満の残った者も多かったのではないでしょうか。
私の主観となりますが、ほぼ実力通りの演技ができたのは庄野と植木の2人だと思います。
庄野はどの種目も大きなミスなくこなし、それが得点にも表れています。最後の鉄棒で少し息切れしたようでしたが、練習中でやらなかった吊り輪のダブルや鉄棒のアドラーなどを完成させれば、インカレ出場も夢ではないでしょう。
余談ですが、彼は跳馬でダブルを跳んだのですが、着地のあとに勢い余ってもう一回まわっていたのを、審判に3回宙の大欠点で採点されていたようで(審判をして下さった小出さん談)、阪大史上初、3回宙を跳んだ男?となったようです。
植木は看護の実習等で、なかなか練習時間が取れない中、大きなミスもなく演技していたので、これはこれで高く評価してよいと思います。まだ全盛期にもどってない(本人談)らしいので、次の西日までに上積みが期待できるでしょう。

他のメンバーは少し失敗が目立ったようです。
Aチームに入った田中、新谷、中の三人ですが、
田中は鞍馬で3回も落下、鉄棒の後宙下りで背打ちするなど、実力を発揮しきれなかったようです。次の西日で、一番得点が上がる可能性があるのは彼でしょう。
主将の新谷は、安定感のある演技が持味ですが、鞍馬、鉄棒の落下、平行棒の停止など、珍しくミスをしていました。
跳馬で一回ひねりを決めたりと、成長しているのは確かなので、西日では修正してくるでしょう。
もう一人のAチームメンバーの
中ですが、床で前宙一ひねりを足を痛めながらも決め、吊り輪で阪大一の得点を出すなど、今一番の成長株です。一方得意の平行棒で、ピンコからのアームカットを2回立て続けに失敗したのは、本人も驚いていたようです。新谷と中の二人ともが、「平行棒で失敗すると思わなかった。変に自信を持ちすぎてた」と、同じようなコメントをしていたのが印象的でした。

残りのBチームメンバーと個人出場の三木ですが、
古賀は、床でロンダート→テンポハーフ→前宙(C)をラインオーバーして手をついてしまいましたが、形になっていたので、西日では決めてくれるでしょう。
得意の鞍馬を落下なく通したのはさすがですが、跳馬で転んだのは勿体ないです。
結城は吊り輪でケキをした際に、腕を痛めて落下し、その後の演技が思い切りできなかったようなので、次はしっかり決めて、満足のいく演技をしてほしいです。
もう一人のBチームメンバーは、風邪で棄権した秋山に代わって、私太田が入ったのですが、体力不足を感じた試合となりました。鉄棒からのスタートで、吊り輪あたりで疲れてしまい、跳馬で着地に失敗、平行棒は伸ぴも倒立も上がらないという、情けない有様でした。通し練習は大切ですね。
個人出場の三木ですが、床で後宙や前宙ハーフをしたりと、去年までの力技一辺倒の構成から、少しずつ幅が出てきています。あとは鉄棒で車輪を回すだけです。吊り輪も上がり技が、すべて力上がりになってしまったので、その辺りも改善の余地があります。

今年の関西は、個人的な印象ですが、例年より鞍馬と鉄棒の点が甘くなっていた気がします。それはともかく、各人、西日までに2〜3点は上がる余地があるはずです。次の西日は団体プラス個人2人が出場できるらしいので、出られないメンバーのためにも悔いの残らない演技をしてほしいです。
以上


コラム

<庄野、跳馬でローチェ?>
阪大には跳馬のロイター板は白バネのものしかなく、普段これで練習していた彼は試合会場でAIロイター(バネが沢山付いている)を試してみて、「これやと跳びすぎる」と判断し、本番では普段の白バネのロイター板で跳んだ。跳ぶ直前、「思いっきり蹴って、思いっきり突いて、思いっきり抱え込んで、思いっきり開くだけや!」と気合満々で跳んだ2回宙は何と回りすぎ、ロクに着地もとらず転がって行ってしまった。これを審判にローチェ(3回宙)と勘違いされた。さすが阪大体操部に歴史を残そうとする男である!(その気合が審判に2回宙をして3回宙に見せしめたのか!?)

<忘れ物王>
試合前日のセッティング&会場練習の日、会場であるなみはやドームに向かった体操部一行であったが、4回生田中がなんと電車の切符(ラガールカード)を落とすというトラブルに見舞われた。

<三木、神戸大の初心者全員に負ける>
最後に個人的感想を。昨年の6月頃から様々な箇所を順次故障し、更に講義と(追)試験に追われ、合宿&春休み練に参加できなかった私は神大の初心者達全員に負けてしまいました・・・。メチャメチャ悔しいです!!!更に阪大内で最下位であった為西日にも出られなくなりました・・・・・。 この悔しさをバネに夏の七帝戦で吊り輪の表彰状(6位)をもぎ取ってやります!


2004年度の試合結果

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