京都市

清水寺(その1 「仁王門」)
清水寺仁王門
  「清水の舞台から云々」ということわざがある、すばらしい眺望台を持つお寺です。山号は音羽山。宝亀9年(778)、延鎮上人が「木津川の北流に清泉を求めてゆけ」との霊夢をうけ、音羽山麓の滝のほとりにて、千手観音像を彫作してまつったのが、このお寺のおこりです。
  さらに2年後、坂上田村麻呂(あの坂上田村麻呂です)が、ここで延鎮上人に会い、観世音に帰依して仏殿を寄進し、ご本尊に十一面千手観音を安置したことで、寺として発展していったのでした。
  わたしの手持ちの資料(「京都辞典」人物往来社刊)には、「開基 坂上田村麻呂」となっています。

  これらの絵はがきは、大正後期のものと推定されます。白黒写真に彩色のうえ、印刷したものと思われますが、赤がややきつく感じられ(劣化のせいかもしれませんが)、見づらくなっています。


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