臨海学舎

第二教室臨海学舎(高濱):宿舎ヨリ海ヘ
  京都府師範学校附属小学校の臨海学舎の様子です。

  子供達は「ふんどし」です。太鼓に合わせて行進しながら海へ向かっているのでしょうか。ワンピース型の水着を着た先生の姿もあります。当時は男性もこのような水着を着ていたようです。

  京都府師範学校は、現在の京都教育大学です。HPから拾い出してみますと、その歴史は古く、明治9年5月の創立となるそうです。その後、昭和18年に京都師範学校として再出発をし、昭和24年京都学芸大学としての時期を経た後、昭和41年、京都教育大学と改称されたようです。
  そのような学校の付属小学校ですが、こちらの歴史も古いようで昭和51年に百周年事業をおこなっておられるようですから、逆算して明治14年の創立となるのでしょうか。板垣退助が自由党を結成した年ですねえ。


第二教室臨海学舎(高濱):準備運動
  わたしのお気に入りの一枚です。

  この「高濱」は、京都との位置関係からおそらく福井県の西端にある現在の高浜町のことだろうと思われます。今でも海水浴には好適な場所であるそうです。

  絵葉書の下部に「昭和七年八月一日/舞鶴要塞司令部検閲済」の文字があります。海岸線が写っているので、絵葉書の作製時にチェックが必要だったのでしょう。


第二教室臨海学舎(高濱):水泳練習
  バタ足をしているのでしょうか。

  この一枚は、背景から察するに、絵葉書にする際に画像が反転してしまったものと思われます。


第二教室臨海学舎(高濱):砂遊
  子供らしい一コマです。お城造りでもしているのでしょうか。


高濱海岸 京師附第二教室臨海生活(準備運動)
  先の4枚より後の時代のもののようです。絵的にはこちらのほうがユーモラスです。

  これら5枚の絵葉書は、京都は岡崎の古本市にて購入したものです。


拡大画像 :「準備運動」その1


拡大画像 :「準備運動」その2




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