甲子園球場



  知らない人はいないと思いますが、阪神甲子園球場です。
  もともと、甲子園一帯は、兵庫県武庫郡鳴尾村と呼ばれていたのですが、大正13年8月1
日、武庫川改修工事に伴い、廃川となった旧枝川・申川の分岐点の地に、阪神電鉄の手によ
り、野球場が開設されたのです。この年の干支、甲子(きのえね)にちなんで、「甲子園球場」と
命名され、後、この地域一帯も甲子園と呼ばれるようになったそうです。

  この絵はがきの絵柄自体は有名なもので、甲子園球場竣工当時の様子を伝え、あちらこ
ちらで使用されているようです。やはり、この絵はがきも竣工当時(大正13年)のものと考えて
良いと思います。

  余談ですが、甲子園を彩る「ツタ」は大正13年12月に植栽されたそうです。この絵柄に
は、ツタはまだ存在していません。