アンコールワット他

2006年10月31日
アンコール遺跡群 タ・ケウ
 中央祠堂は見事な均整を誇っているが、この寺院には神々の装飾は見られない。伝承によれば西暦1000年ごろ、王朝は王位継承を巡り国を二分する抗争のさなか。当時建築中の寺院は落雷に遭い、中央祠堂の先塔部分が崩壊した。その後、王都は一方の勢力から他方の手に移るが、寺院は祭儀の結果「怨念にとりつかれている。」と占われ、未完成のままになったという。建築途中のため、当時の石積み技法を研究する上で貴重な資料となっている。
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