This page introduces a part of the collection from
the traditional big band performance that take Basie's vogue.

Two O'Clock Jazz Band
University of North Texas
directed by James Riggs


1. Boomerang
2. Moon River
3. Alto Wonderlust
4. Muttnik
5. O Sole Mio
6. Bag - A - Bones
7. 61st and Rich It
8. Emily
9. Quiet Lady
10. Samba Nice
11. "Little J"
12. Bewitched
13. Captain Perfect
14. Away We Go

Recorded: 1994 - 95 at the Sumet Sound Studios; Dallas Texas


 アメリカ、ノース・テキサス大学「Two O'Clock Lab Band」が、1994〜95年にレコーディングしたベイシー・テイストに溢れた楽しいアルバム。学生バンドと侮るなかれ・・・ 上手いです!
 このバンドは、ダウン・ビート誌の「Annual Student Music Awards」部門で、1992、93&94年と連続して「Jazz Big Band Winner」の栄誉に輝き、1996年にはウッチタ・ジャズ・フェスティバルのオープニング・プログラムを飾るなどの活躍。World Reportは、その年ノース・テキサス大学を「ジャズの修士を得るには全米で最も良い大学」と紹介したほどの実力です。因みに、バンド名「Two O'Clock 〜」は、毎日二時からのリハーサルから付けられたもので、従ってもう一つのバンド「One O'Clock 〜」は一時からのリハーサルという訳です。
 このアルバムは、ベイシー=サド・メルをベースとしたモダン・スイングの御機嫌なプレイで一杯です。先ずは、オープナーの豪快にスイングするBilly Byersによる「Boomerang」でファンの心を鷲掴み。こうなったらしめたもので、同じBilly Byersの「Alto Wonderlust」はアルト・サックスでしっとりと成熟した世界を映し出します。とは云えMarshall Royalには一歩届きませんが、其処は仕方のない所。続くQuincy Jonesの「Muttnik」は、もうすっかりベイシー・ワールド。「O Sole Mio」「Bag-A-Nones」とスイングに次ぐスイングでベイシー・ファン大喜びの一枚です。(August 1, 2004)

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