This page is an introduction of the impressive album from my collection
Four On The Floor
Hiro Tsunoda Big Band
1. Sweet Sue
/ Composed by Hiro Tsunoda, Arranged
by Masaru Uchibori 2. Good Night / Composed by Hiro Tsunoda, Arranged by Kouichi Fujino 3. Station / Composed by Hiro Tsunoda, Arranged by Kazuhiko Toyama 4. Lovi'n You / Composed by Minnie Riperton & Richard Rudolph, Arranged by Eric Miyashiro 5. Train In The Dusk / Composed by Hiro Tsunoda, Arranged by Kouichi Fujino 6. Soul Train / Composed by K - Gamble & L - Huff, Arranged by Masaru Uchibori 7. Christmas Day / Composed by Hiro Tsunoda, Arranged by Kazuhiko Toyama 8. Betcha By Golly Wow / Composed by Thom Bell & Linda Creed, Arranged by Hideo Ichikawa 9. I'll Make Love To You / Composed by Babyface, Arranged and Solo by Eric Miyashiro 10. Train In The Dusk / vocal Hiro Tsunoda rhythm sectlon : |
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Yoshio Suzuki(b), Hideo
Ichikawa(p), Satoshi Takino(g) trumpet : Eric Miyashiro, Mitsukuni Kohata, Kouji Nishimura, Yoshiroh Okazaki, Narihiro Kikuchi, Isao Sakuma, Masahiro Kobayashi, Takeshi Takahashi. trombone : Shigeharu Mukai, Hideaki Nakaji, Haruki Satoh, Yuzou Kataoka, Masaki Doumoto, saxophones : Tatsuya Satoh, Toshimichi Imao, Jun Kondoh, Kazuhiko Kondou, Masakuni Takeno, Atsushi Tsuzurano. Recorded At Nihon Kougakuin Hachiouji A Studio 2002. |
楽しいアルバムの登場にウキウキします。このアルバムは、「メリージェーン」で知られる
“つのだ☆ひろ” のビック・バンド作品ですが、意外性(“失礼!”)も手伝って面白さが何時までも耳に残る快作です。タイトルの
「Four On The Floor」は、四分音符で踏みつけたように聞こえるバスドラムの奏法だそうです。四ビートをベースにしたリズム・セクションは安定度を増し、スイング感を強調する働きがあるところから、古き良き時代のビック・バンドを思い起こさせる重要なファクターとして付けられたそうです。 九曲中五曲が彼のオリジナルで、豊かなイマジネーションとメロディ・ラインの美しさは格別、作曲家としての才能も際立っています。ビック・バンドの優劣は、アレンジの良し悪しで決まるといわれていますが、このアルバムは、そうした一面からも内堀 勝ほか五人のアレンジ手法に興味が尽きません。それぞれが十分に自己主張しているので一層楽しさが広がります。 プレイするミュージシャンは、ウウ〜ン凄すぎます。我が国を代表する凄腕ばかり、ゴージャスな編成にブッたまげます。“つのだ☆ひろ” の人望の厚さを物語る、度肝を潰す豪華なビック・バンドです。 さてオープニングの「Sweet Sue」からスイングしまっくり。この曲は、タイムファイヴ「アカペラ」からの一曲ですが “つのだ☆ひろ” の作曲家としての冴えと、内堀 勝(arr)の気合が感じられる躍動感がぎっしり詰まった意欲作です。力感に溢れた向井滋春(tb)、よく歌う市川秀男(p)、快調です。 「Good Night」,ベイシー・ファンは大喜び。サミー・ネスティコのノリでSing,Sing,Sing 。佐藤春樹(tb)、佐藤達哉(ts)のソロは短いですが、キラリと光っています。テーマ、バッキング、アンサンブル、バンド全体が猛烈にスイングしています。“つのだ☆ひろ”(comp)、藤野浩一のアレンジは出色です。 「Train In The Dusk」,スロー・バラード。メロディーの美しさと近藤 淳(cl)の甘くせつないソロが、とてもイイです。「夕闇の列車」なんて、シリア・ジョンソン、トレバー・ハワードの「逢びき」を思い出すじゃないですか。あのサウンド・トラックも、せつなくてせつなくて、とても素敵でしたが “つのだ☆ひろ” も負けていません。アレンジは藤野浩一、 上手い! 「Soul Train」,内堀 勝の面目躍如! サックス・セクションの緻密なアンサンブルが聴きもの。ビック・バンドのツボを押さえたアレンジが一際光っています。彼の「MUビック・バンド」アルバム実現の思いが募る力量を発揮したトラックです。 「Christmas Day」,ミディアムの四ビート。リラックスしたノリが心地よい。 「Betcha By Golly Wow」,ここで一転、このアルバム唯一の八ビート。アレンジは市川秀男、文句なしに楽しいです。 「I'll Make Love To You」,トリは、世界的トランペット奏者、エリック・ミヤシロのアレンジ、ソロと一人舞台。美しく暖かい音色のフリューゲルホーン、垣間見せるハイノートは濁りのない澄んだ音色に思わず鳥肌が立つほどです。 エンディングは、ボーナス・トラックで「Train In The Dusk」のヴォーカル・バージョン。勿論 “つのだ☆ひろ” が歌っています。 録音は特筆もの!ボリュームを上げても歪まないクオリティの高いものです。 * つのだ☆ひろ 氏よりコメントを頂きましたので掲載致します。 つのだ☆ひろ (アルバムは、Faxで申し込めます。管理人) |