Jimmy Witherspoon

At The
Monterey Jazz Festival


1. No Rollin' Blues
2. Good Rockin' Tonight
3. Big Fine Girl
4. Ain't Nobody's Business
5. When I Been Drinkin'

vocal :
Jimmy Witherspoon
piano :
Earl 'Fatha' Hines
bass :
Vernon Alley
drums :
Mel Lewis
trumpet :
Roy Eldridge
saxophone :
Ben Webster, Coleman Hawkins
trombone :
Urbie Green
clarinet :
Woody Herman

Recorded at Monterey Jazz Festival's. October 2, 1959


 最も正統的なブルース歌手の珍盤。ジミー・ウィザースプーンは、1963年5〜6月に初来日したカウント・ベイシー楽団のヴォーカリストとして来日しています。日本側の共演者は江利チエミで、当時のライヴ録音が残っていますが廃盤状態。
 このアルバムは、1959年10月2日のモンタレイ・ジャズ・フェスティヴァルにおけるライヴを収録したもので、サイド・メンの豪華さと、彼のアクの強い迫力に仰天の優れものです。一曲目からして凄いの何の!「逃げまわる女をつかまえてラヴしたことがあるかい。逃げまわる女をつかまえてラヴしたことがあるかい。男に出来る唯一のことは、女を押えこむことだけさ」。何とも卑猥な歌詞で始まる「No Rollin' Blues」ですが、「これこそラヴ・ブルースの真髄」とは、解説の油井正一氏のペンによるもの。コテコテのブルース・ヴォーカルに痺れます。この一曲で乗りに乗って「Good Rockin' Tonight」では、「今夜彼女は、俺が全能の男であることを知るだろう」と凄まじいもの。ウンン・・・凄過ぎます!
 凄いのは、J・ウィザースプーン一人だけではありません。バックの共演陣の錚々たる面々も負けてはいません。特にベン・ウェブスターとコールマン・ホーキンスのテナーが、イイ味を出しています。

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