This page is an introduction of the impressive album from my collection

Dusko Goykovich
Big Band

Balkan Connection


1. Doboy
2. You're My Everything
3. The Bopper
4. Manhattan Mood
5. Balkan Blue
6. You Don't Know What Love is
7. A Handful O' Soul
8. Why Not You
9. Nights of Skopje
10. Nella

trumpet, fluegelhorn, arranger, director
Dusko Goykovich
trumpet :
Thomas Bendzko, Gil Kaupp, Tom Howard, Joe Rivera
trombone :
Eberhard Budziat, Uli Plettendorf, Michael Köhler, Rainer M
üller
saxophone :
Peter Peuker(alto), Thomas Bouterwek(alto), Gianni Basso(tenor), Tony Lakatos(tenor), Michael Lutzeier(baritone)
rhythm section :
Peter Michelich(piano), Luigi Trussardi(bass), Ratko Divjak(drums)

Recorded on May 9 & 10, 1995


 哀愁のトランペッター、ダスコ・ゴイコヴィッチのビッグ・バンド作品。彼のビッグ・バンド・キャリアは1950年に自国ユーゴスラビアで始まり、1968年にはミュンヘンで彼自身のリハーサル・ビッグ・バンドを組織します。メンバーにPalle Mikkelborg, Al Porcinoなど勝れたプレイヤーを擁しましたが、1967年に解散しました。第二期ビッグ・バンドは、1986年から1993年迄「Bavarian Youth Jazz Orchestra」を率い、此れまでに100曲以上のビッグ・バンド譜を残しています。このアルバムは、その作品群から10曲を選び、内5曲がバラードで占められ、彼のバラードに対する傑出した才能とソロイストとしての彼の個性が良く出た聴き応え充分、素晴らしいアルバムです。
 オープナーの「Doboy」は、彼が子供の頃住んでいたボスニアの街名。フォーク・ソングを基にした旋律は、トルコやセルビアの影響を受けた彼の音楽観が顕著に現われたオープナーに相応しい一曲。
 「Manhattan Mood」,彼がニューヨークに住んでいた1960年代前半に書かれた作品で、ベイシーの18番「Lil' Darlin'」の乗り。ソロはイタリアのジャンニ・バッソ(ts)。ズート・シムズの優しさを秘めた彼のテナーはとてもイイです。
 「Balkan Blue」,伝統的形式を基に、セルビアのフォーク・ミュージックの要素を取り入れたアップ・テンポでノリのよいアンサンブル。ダスコのソロは、ガーシュウンを引用しながらメロディックで滑らか、独特の空気感を漂わせ存在感を発揮!
 「Nights of Skopje」,マケドニアの伝統である五拍子のリズミカルな美しい曲。ダスコの流暢なソロに魅せられます。(April 15, 2004)

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