My Favorite Records of
Count Basie
Good Time Blues
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1.
Hittin' Twelve 2. Frankie and Johnnie 3. Summertime 4. I Needs to be Bee'd With 5. Cute 6. Light and Lovely 7. A Night in Tunisia 8. Sunset Glow 9. Magic Flea 10. Good Time Blues 11. Four or Five Times 12. The Party's Over 13. One O'Clock Jump 14. Jumpin' at the Woodside saxophone
: Recorded in Budapest, Hungary, April 16, 1970 |
1970年4月16日、ベイシーにとって15番目のヨーロッパ・ツアーになるハンガリーのブダペストにおけるライヴ収録。この当時のベイシーは、歴史的名作「Basie
- Straight Ahead」('68年)を残しているとは云え商業圧力によって安値のポピュラー・ミュージックに悩まされていた時期。‘69年12月に発表した「Basie
on the Beatles」も振るわず、‘70年12月のオリバー・ネルソン指揮「Afrique」に至っては大方が首を傾げるへんてこりんのお墨付きアルバム、と苦しみます。彼が俄然元気を取戻すのはノーマン・グランツが1973年に旗揚げするパブロ・レーベル迄待たなければなりません。従って、このアルバムは当時の録音技術にしては少し難が有りますが、特に貴重な音源です。 ダイナミックな「Hittin' Twelve」をオープナーに、ナット・ピアースがアレンジメントの洒脱な「Frankie and Johnnie」。‘59年に初演されたクインシー・ジョーンズの「I Needs to be Bee'd With」は、ベイシーとHarry "Sweets" Edisonを大きくフィーチャーした素敵なナンバー、表題曲の「Good Time Blues」と云い軽やかに弾むベイシーのピアノに酔いしれます。鳴り止まないアンコールを求める拍手に応えて、エキサイトしたロックジョーの「Jumpin' at the Woodside」など理屈抜きに楽しめるアルバム。 (March 10, 2005) |