This page is an introduction of the impressive album from my collection

Theme for Monterey
1. Romance
2. Lyons' Roar
3. The Lone Cypress
4. Spanish Bay
5. Cookin' on Cannery Row

6. Summertime
7. Anthropology

conducted by Gerald Wilson
trumpets :
Ron Barrows, Snooky Young, David Krimsley, Oscar Brashear, Carl Saunders
trombones :
George Bohanon, Leslie Benedict, Isaac Smith, Maurice Spears
saxophones :
John Stephens, Scott Mayo, Carl Randall, Randall Willis, Louis Taylor, Jack Nimitz
rhythm section :
Anthony Wilson(g), Eric Veliotes(g), Brian O'rourke(p), Trey Henry(b), Mel Lee(d)

Capitol Studios, Studio B, Hollywood. 24 November 1997.

　知る人ぞ知る、ジェラルド・ウイルソン・オーケストラのアルバム。歴史も古くアルバムも相当数リリースされていますが日本ではあまり知られていないようです。このアルバムは、４０周年を迎えたモンタレー・ジャズ・フェスティヴァルに委嘱されて書かれた組曲を中心に、優美な主題を非常に卓越したアンサンブルで見事に表現した完成度の高い内容です。グラミー賞にノミネートされるなど‘９８年の話題作となりました。
　「Romance」，ソプラノ・サックスで哀愁を帯びた、とても美しいバラードです。
　「Lyons' Roar」，ギターをフィーチャーした優美なメロディーで快適にスイング。続くトランペット、テナー・サックス、ピアノも味のあるソロで魅了します。
　「The Lone Cypress」，フルートのリードで、これ又美しいワルツ。中でもギター・ソロは好いです。このようにして、「Spanish Bay」「Cookin' on Cannery Row」と、優美な主題を基調に進みます。
　「サマータイム」では、このバンドの特徴が遺憾なく表出されています。バックのアンサンブルが出色で、ギター、ソプラノ・サックス、ピアノと続くソロを美しく浮き彫りにしてとても効果的です。　