This page is an introduction of the impressive album from my collection
Milt Jackson
meets the
Clayton - Hamilton Jazz Orchestra
Explosive !
1. Bags' Groove 2. Since I Fell for You 3. Evidence 4. Back Home Again in Indiana 5. Deed I Do 6. The Nearness of You 7. Major Deagan (Blues for Dan) 8. Emily 9. Along Came Betty 10. Revibal Meeting |
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11. Recovery vibes
: trumpet
: Recorded June 9 and 10, 1999 |
ミルト・ジャクソンは、1978年にカウント・ベイシー・オーケストラに客演して二枚の楽しいアルバムを残していますが、20年後の1999年に西海岸だけでなく全米的に一番人気といわれているクレイトン=ハミルトン・ジャズ・オーケストラと共演、ベイシー盤を凌ぐビック・バンドの快作を世に送りました。ミルトは、この年、10月9日ニューヨーク市内のセント・ルークス・ルーズベルト病院で肝臓癌のため亡くなっています。76歳でした。 ベーシストでアレンジャーのジョン・クレイトンとドラム奏者のジェフ・ハミルトンは、1970年代にパブロ・レーベルでミルト・ジャクソンと共演、「Soul Fusion」などをレコーディングしていますから互いに気心の知れた同志、リラックスさと熱の入った共演ぶりを繰り広げています。 アルバムは、ミルト・ジャクソンのオリジナル・ブルース「Bags' Groove」で始まります。MJQの重要なレパートリーとして何度も演奏している御馴染の一曲。スコアーは、ミルトとドイツのWDR Big Bandの為にアレンジメントしたものを使いジェフ・ハミルトン(ds)、Christoph Luty(b)のリードでミルトのヴァイブが軽快に歌います。George Bohanonの活気あるトロンボーンもイイです。 「Since I Fell for You」,クインシー・ジョーンズの影響が滲み出たアレンジメント。ミルトのリリカルなソロが印象的です。 「Evidence」,セロニアス・モンクの代表作。1948年のブルーノート・レコーディングで有名ですが、ジョン・クレイトンのアレンジメントも、なかなか光っています。 「Back Home Again in Indiana」「Deed I Do」で、ミルト・ジャクソンはしばし休憩。「Deed I Do」は、サッド・ジョーンズとカウント・ベイシーに思いを馳せた一曲。 「The Nearness of You」,ジェフ・クレイトン(as)の美しいイントロに続いて、ミルトの優しいメロディーが泣かせます。 「Major Deagan」,ジョン・クレイトンのアレンジメントはベイシーの色合いを反映したもの。ミルトの感情豊かなソロは非の打ち所がありません。 「Along Came Betty」,ベニー・ゴルソンの一曲で、アレンジメントはクインシー・ジョーンズのノリ。Oscar Brashearのトランペットが冴えます。 「Revibal Meeting」,ジョン・クレイトンのオリジナル。ミルトは、とてもスイングしています。 |