This page introduces a part of
the collection from
the traditional big band performance that take Basie's vogue.
Clayton, Hamilton
The Jazz Orchestra
Heart and Soul
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1. Soupbone 2. Easy Money 3. Heart And Soul 4. 15 Minutes Late 5. Take The "A" Train 6. Little Old Lady 7. I Be Serious' Bout Dem Blues 8. Come Sunday 9. Blues Blower's Blues saxophones
: Recorded and Remixed at Group 4 Studios, Hallywood, CA. February 1991 |
2002年に富士通コンコード・ジャズ・フェスティバルで来日、好評を博した正統(王道)ビック・バンドの秀作アルバム。全米的に一番人気と云われるこのオーケストラも、我国では
“知る人ぞ知る” 的存在でしたが、これで一挙にファンも増えたでしょう。 リーダーは、ジョン・クレイトン(b)とジェフ・ハミルトン(ds)、そして弟のジェフ・クレイトン(s)。この三人によって1985年にウエスト・コーストで創設されました。三者の役割分担は、アレンジメントがジョン・クレイトン。彼は、ホイットニー・ヒューストンの「The Star Spangled Banner」でよく知られていますが、卓越したペンでオーケストラを統率しています。一方のドラマー、ジェフ・ハミルトンは、レイ・ブラウン・トリオ(ピアノは、ジーン・ハリス)で特に名を知られていますが、トリオ時代と同様に敏感なビートをバンドにもたらし強力にドライブします。そしてオーケストラに相応しい有能な人材を集めるのがジェフ・クレイトンと、其々の役割を明確に運営しているようです。 「Soupbone」,のっけからミディアム・テンポでダイナミックにスイング。グイグイとリードするリズム・セクション、Ira Nepus(tb)の力強いソロ、ブラスとサックス・セクションの分厚いアンサンブル。豪快な迫力に充ちたサウンドでビック・バンドの魅力を放ちます。 「Easy Money」,ベイシー・オーケストラでお馴染のベニー・カーターの作品。ベイシーは、リラックスしたテンポと美しく歌う旋律で印象的でしたが、ジョン・クレイトンのアレンジメントはスウインギングなアップ・テンポ。スコアーは、ドイツのWDRビック・バンドによって初演されたものを使っています。 「15 Minutes Late」,軽快な短調のブルース。クインシー・ジョーンズのノリで御機嫌にスイング!Charlie Owens(ts)とOscar Brashear(tp)のモダンなソロが、とても素敵です。 「Take the "A" Train」,ジェフ・クレイトン(as)が、デューク・エリントンの素晴らしい旋律を守りながら、オリジナル版より超スロー・テンポでキャノンボール・アダレイの影響を滲ませた張りと艶のある好演を繰り広げます。 「Little Old Lady」,ジェフ・ハミルトンのドラムスが爆発!アート・ブレイキーの趣。Thurman Greenのトロンボーンが輝いています。 「I Be Serious' Bout Dem Blues」,リズム・セクションのドラム、ギター、ベースがソリットなビートを打出しソロイストをのせます。ベイシー・オーケストラに代表される伝統的な音創りにベイシー・ファンは大喜び!Bill Cunliffeのピアノ・ソロにワクワクします。 「Blues Blower's Blues」,フィナーレは、サックス・セクションのJeff Clayton、Bill Green、Rickey Woodard、Charlie Owens、Lee Calletがテナーで凄腕を競う圧巻のプレイ。ド迫力!ビック・バンドの醍醐味が味わえます。 |