This page is an introduction of the impressive album from my collection

BUDDY RICH
Live in '78


1. Ya Gotta Try
2. Little Train
3. Best Coast
4. Grand Concourse
5. 'Round Midnight
6. Birdland
7. Channel One Suite
8. Big Swing Face

Personnel
drums;
Buddy Rich
sax;
Andy Fusco, Chuck Wilson, Steve Marcus, Gary Pribeck, Greg Smith
trumpet;
John Marshall, Mike McGovern, Mark Ohlsen, Chuck Schmidt
trombone;
Glenn Franke, Dale Kirkland, George Moran
piano;
Bob Kaye
electric bass;
Tom Wamington

Filmed in Holland on July 14, 1978


 1978年7月14日、オランダのノース・シー・ジャズ・フェスティヴァルにおけるライヴを収録した映像作品ですが、現在市販されている同バンドのビデオの中では映像・音質両面で最も優れたものです。
 この時期のバディ・リッチ・バンドは、1977年5月から1978年5月までの最強と称えられた「キラー・フォース・バンド」からリード・トランペット奏者のデイヴ・スタールが退団して1978年7月に再スタートしましたが、これを切っ掛けにしてメンバーの退団が相次ぎキラー・フォース・バンドは終焉に向かう事になります。しかし其れは後日の事として、このノース・シ−における演奏は衰えを微塵とも感じさせない強力なものです。
 オープナーはサミー・ネスティコのお馴染み「ヤ・ガッタ・トライ」から。スティーヴ・マーカスとゲイリー・ブライベックのスリリングなテナー・サックス・ソロの掛け合いとオーケストラの明快なサウンドが一体になって、このバンドの素晴らしさを見事に表現しています。4曲目「グランド・コンコース」では、アンディ・フスコが10コーラスに及ぶ鋭いソロと、それに続くバディ・リッチのドラムスに熱くなります。彼は「チャンネル・ワン組曲」でも妙技を展開していますが、驚異的なスタミナと超絶的テクニックには見る度に唖然とします。6曲目「バードランド」は、スティーヴ・マーカスのソプラノ・サックス・ソロが聴きもの。この人の優れた音楽性を堪能できます。そしてアンコールは、18番の「ビッグ・スウィング・フェイス」。テナーのゲイリー・ブライベックが輝かしいソロで魅了し演奏の幕を閉じます。(June 30, 2007)

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