This page is an introduction of the impressive album from my collection

1. Donna Lee (in flat 5) (Miles Davis)
2. Warm Valley (Duke Ellington)
3. Mountain Bridges (Bosse Broberg)
4. Django (John Lewis)
5. When I fall in love (Victor Young)
6. Cubano Chant (Ray Bryant)
7. Blood Count (Billy Strayhorn)
8. Mister Trickster (Bosse Broberg)
9. Hej Bej (Bosse Broberg)

trumpet, leader :
Bosse Broberg

trumpet :
Hans Dyvik, Peter Asplund, Jan Allan, Thomas Driving(fluegelhorn), Olle Holmquist(fluegelhorn)
trombones :
Bertil Strandberg, Sven Larsson(bass trombone, tuba).
saxophones :
Krister Andersson, Lennart Åberg, Dave Wilczewski, John Högman
rhythm sectlon :
Gösta Rundqvist(p). Hans Andersson(b). Johan Löfcrantz(d).

All arrangements by Bosse Broberg

Recorded at Studio 3, The Swedish Radio, Stockholm,
December 18-21, 2000

　スウエーデンから素晴らしいビック・バンド・サウンドの登場です。トランペット奏者のボッセ・プロベリ率いる「Nogenja Jazz Soloist Ensemble｣による三作目。マイルス・デイビス、デューク・エリントン、ジョン・ルイス、レイ・ブライアントが、新鮮な感覚に満ちたサウンドで蘇えります。
　このオーケストラの「Nogenja｣は、"non generation jazz"を表し、ジャズの伝統をしっかり受け継ぎながら音楽の未来を見据えた革新的とも云える独創的な作風をコンセプトに、スウエーデンの凄腕を選りすぐった音楽集団です。作・編曲は全曲リーダーのボッセ・プロベリ。
　「Donna Lee｣，マイルス・デイビス、１９４７年の作品。古典的なビー・バップをテーマに、斬新なアンサンブルとメイン・ソロイストのJan Allan(tp)が天才的ミュージシャン、クリフォード・ブラウンの面影を強く滲ませたプレイでハッとさせます。
　「Warm Valley｣，デューク・エリントンは、１９４０年１０月１７日にこの曲をRCAに録音しています。メロディーは、もともとジョニー・ホッジスのアルトを意図したもので、ホッジスの代表作のひとつ。ここでは、Lennart Åberg(ｔｓ)がホッジスに負けず劣らず切々と美しく歌います。
　「Django｣，ジョン・ルイスの名作。ＭＪＱの超名演がありますから遣り難いでしょうね。John Högman(bs)とJan Allan(tp)も奮闘していますが、プロベリのアレンジが聴きものです。
　「Blood Count｣，ビリー・ストレイホーンがデューク・エリントン・オーケストラの為に、入院治療を受けていた１９６６年、死の直前に書いたもの。哀愁ただようLennart Åbergのソプラノがとってもイイです。