追悼

ビル・ベリーが、11月13日(‘02)亡くなりました。

Bill Berry's
L.A.Big Band

Hello Rev


1. Hello Rev
2. Star Crossed Lovers
3. The Bink / And How
4. Earl
5. A Little Song For Mex
6. Be Your Own Best Friend
7. Tulip Or Turnip
8. Boy Meets Horn
9. Cottontail

trumpet :
Bill Berry. Cat Anderson. Gene Goe. Blue Mitchell. Jack Sheldon.
trombone :
Britt Woodman. Jimmy Cleveland. Benny Powell. Tricky Lofton.
saxophone :
Marshal Royal. Lanny Morgan. Richie Kamuca. Don Menza. Jack Nimitz.
rhythm sectlon :
Monty Budwig(b). Dave Frishberg(p). Frank Capp(d).

Recorded at Concord Summer Jazzfest July 1976


 デューク・エリントンなどのビック・バンドで活躍したコルネット奏者、ビル・ベリーが、11月13日(2002年)、肺癌のため亡くなりました。享年72歳。
 ビル・ベリーは、モンタレー・ジャズ・フェスティバルの音楽監督として有名ですが、他方クラリネット奏者の北村英治と音楽祭をプロデュースするなど我国ミュージシャンとの交遊でも知られています。
 彼は、"Swing and have a good time"をコンセプトにダイナミックなビック・バンドを1970年に組織しました。メンバーは、エリントン、ベイシー両楽団の経験もある西海岸のスタジオ・ミュージシャンを中心に、ニューヨークの実力者を加えたオール・スター・バンドとも言える強力なもので、1976年7月のコンコード・サマー・ジャズ・フェステバルを捉えた本作品でも彼等の好プレイを堪能することができます。
 オープナーは、ビルのオリジナルでタイトル「Hello Rev」。ベイシーのノリでTricky Lofton(tb)とJimmy Cleveland(tb)の機智に富んだ快演に拍手喝さいです。
 「Star Crossed Lovers」,エリントン作曲のバラード。Gene Goeの暖かいフリューゲルホーン、Marshal Royal の美しいアルトが、とっても素敵です。
 「The Bink / And How」,スイートなビルのオリジナル。彼の流暢なソロが光ります。フランク・キャップのよくスイングするドラムスが印象的。
 「Cottontail」,エリントンの名作を、嬉々としたBlue Mitchellのトランペット、Don Menzaの攻撃的なテナー、サックス・セクションのソリで最高に盛り上がります。
                                                 合掌 (November 23,2002)

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