My Favorite Records of
Count Basie

Basie on the Beatles


1. Norwegian Wood
2. (The) Fool On The Hill
3. Something
4. With a Little Help From My Friends
5. Here, There And Everywhere
6. Get Back
7. Hey Jude
8. Eleanor Rigby
9. Penny Lane
10. Come Together
11. Yesterday

saxophone :
Marshall Royal, Charles Fowlkes, Eric Dixon, Bobby Plater, Eddie"Lokjaw"Davis
trumpet :
Luis Gasca, Sonny Cohn, Gene Goe, Waymon Reed
trombone :
Grover Mitchell, Melvin Wanzo, Frank Hooks, Bill Hughes
rhythm section :
Count Basie(p), Freddie Green(g), Norman Keena(b), Harold Jones(d)

Recorded : New York, December 15, 1969


 1960年代のポップス界に偉大な足跡を残したビートルズのナンバーをプレイした凡作。名作「Straight Ahead」の翌年、1969年12月「Happ Tiger」レーベルによって録音されましたが、リリース当時もベイシー、ビートルズ両ファンの一部に受け入れられたにすぎませんでした。当時のベイシー・オーケストラは、リプリーズの「ジス・タイム・バイ・ベイシー」に代表されるポピュラー・チューンの演奏やフランク・シナトラ、エラ・フッツジェラルドのバック・バンドに留り、後世に残る話題作に欠け、苦しい時代。他に1966年5月にチコ・オファリルの編曲で録音したヴァーヴ盤「Basie's Beatle Bag」もありますが、さほど印象に残る作品ではありませんでした。
 このアルバムのアレンジメントはボブ・フローレンス。彼は、コンテンポラリー・ビック・バンドを率いるミュージシャンですから、ジョン・レノンとポール・マッカートニーの歌をカラフルな手法でアレンジしています。
 「Something」「Here, There and Averywhere」「Hey Jude」、ビートルズの持つ芳醇な歌心を、スロウ・テンポでベイシーのオルガンとオーケストラ・アンサンブルが美しく奏でます。
 「With a Little Help From My Friends」「Yesterday」、活気あるスピードでスイングしています。勿論ベイシーのピアノも元気です。
 「Penny Lane」、ノーマン・キーナンは電気ベース、フレディ・グリーンがマラカスに持ち替えて・・???。
 この録音の後、チャーリー・フォークス(bs)は不運な事故にあい、セシル・ペインと長期間替わります。
 尚、このアルバムは、Windows版CD-ROMです。ベイシーの簡単なディスコグラフィ、フォト・グラフィ 他収録。

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