My Favorite Records of
Count Basie

Autumn In Paris
featuring Joe Williams


1. Whirly-Bird
2. Little Pony
3. Corner Pocket
4. Lovely Baby
5. Blee Blop Blues
6. Nails
7. The Kid From Redbank
8. Spring is Here
9. Why Not?
10. Well, Alright, OK, You Win
11. Roll 'Em
12. Ol' Man River
13. Duet
14. Gee, Baby Ain't I Good to You
15 One O'Clock Jump

trumpets :
Thad Jones, Joe Newman, Snooky Young, Wendell Culley.
trombones :
Henry Coker, Al Grey, Benny Powell.
saxes :
Marshall Royal, Frank Wess, Frank Foster, Eddie Davis, Charlie Fowlkes.
rhythm section :
Freddie Green(g). Eddie Jones(b). Sonny Payne (d). William"Count"Basie
vocals :
Joe Williams.

Olympia Theatre, Paris 9 and 12 November 1957  


 素晴らしいです! 実に素晴らしいです!!1957年11月のパリ、オリンピアでのライブ。この年の7月に出演したニューポート・ジャズ・フェスティヴァルのヴァーヴ盤も、多彩なゲストを迎えたパワフルなプレイで、ビック・バンドの楽しさを存分に満喫することができましたが、それ以上の熱気と興奮がじかに伝わってくる素適なアルバムです。
 一曲目の「Whirly-Bird」が始まった瞬間から、フレディ・グリーンの小気味良いリズム・ギターにエディ・デーヴィスの豪快なテナーと、ソニー・ペインのエキサイティングなドラムス。このアルバムの素晴らしさが凝縮されたトラック。間違いなく同曲のベスト・トラックと断言できる躍動感爆発のダイナミックな演奏。ベイシーも興奮気味か、唸り声を上げていますヨ。スピーカーに釘付けの一時間が、アッと云う間に経ってしまうベイシー・オーケストラ醍醐味満載の強力盤です。特にフレディ・グリーン大好きの方に欠かせない一枚です。
 余談ですが、このアルバムのCDは通常のアルミ蒸着品でありません。一見CD-Rのようなグリーン色をしています。しかもジャケットは、家庭用インクジェット・プリンターで印刷したお粗末なもの。因みにバディ・リッチの「EUROPE 77」も同レーベルですが、同じ仕様ですネ。

Home  |  Back