This page introduces a part of the collection from
the traditional big band performance that take Basie's vogue.

The Frank Capp / Nat Pierce Juggernaut
featuring Ernestine Anderson

Live at The Alley Cat


1. A Jug Or Not
2. Queer Street
3. It Might as Well Be Spring
4. Candy Bar
5. Cat Nap
6. I Let a Song Go Out of My Heart
7. Spring is Here
8. Street of Dreams
9. Never Make Your Move Too Soon

Drums : Frank Capp
Piano : Nat Pierce
Vocals : Ernestine Andersons

trumpets :
Snooky Young, Frank Szabo, Conte Candoli, Bill Berry
trombones :
Charlie Loper, Garnett Brown, Buster Cooper
saxophones :
Dave Edwards, Joe Romano, Bob Cooper, Red Holloway, Bill Green
rhythm section :
Ken Pohlman(g). Chuck Berghofer(b)

Recorded Live at The Alley Cat Bistro, Culver City, CA June 1987


 カウント・ベイシーの極端に少ない音と、その空間を利用したピアノ手法に影響されたピアニストは多い。最も著名な人物はMJQのジョン・ルイスですが、ナット・ピアースもその中の一人。パブロの「Prime Time」では、「Ya Gotta Try」でベイシーの代役を務めるほど、ベイシー・スタイルの真髄を掴んだミュージシャンです。そのピアースが、ドラムのフランク・キャップと共に率いる「ジャガーノート・ビック・バンド」の四作目。
 このオーケストラは、1976年2月24日のロサンゼルス「Canoga Park」野外音楽堂が最初のステージ。翌‘77年のサンフェルナンド・バレー・クラブにおけるライブが最初のアルバムとなりました。ロサンゼルスをベースにした活動は、非常に強力なバンドとして評価を高め、アルバムもコンコード・レーベルから多数リリースされています。このアルバムは1987年6月、ロサンゼルスのジャズ・クラブ・シーンの中でも、重要なポストとして注目されている「Alley Cat Bistro」における二夜のギグからセカンド・ナイトを収録したもの。バンドは、元々カウント・ベイシーのレパートリーと結びつきが強く、其れ自身のアイディンティティにかなり近いことを認識するでしょう。オープナーの「A Jug Or Not」におけるナット・ビアースを中心としたリズム・セクションは、さながらオール・アメリカン・リズム・セクションの趣。「Queer Street」を除いて、ベイシー・ライブラリーからは抜粋されていませんが、見事にベイシー・レパートリーとして消化している所が楽しいです。

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