This page is an introduction of the impressive album from my collection
Let
Freedom Swing
Toshiko
Akiyoshi and the SWR Big Band
CD
1 1. Drum Conference [3rd Movement] 2. Repose 3. Harlequin's Tear 4. Kogun 5. Feast In Milano 6. Let Freedom Swing CD 2 Toshiko Akiyoshi
and the SWR Big Band All
compositions and arrangements by Toshiko Akiyoshi. |
ドイツの名門オーケストラであるSWRビッグ・バンドが、日本のジャズ・ファンを驚かすには充分な「感嘆!」という言葉がピッタリくる喝采もののアルバムを発表しました。30年に渡るビッグ・バンド活動で輝かしい足跡を残した秋吉敏子を迎え、其々のソリストがスリル一杯の熱いプレイを展開、凄い内容に成っています。 SWRビッグ・バンドは、近年ではベイシー・バンドでの活躍で有名なフランク・フォスターとの共演で、サド・ジョーンズの楽曲を演奏した重量感溢れるアルバムや、サミー・ネスティコ、ビル・ホルマンなど世界の著名なミュージシャンをゲストにリスナーには欠かせない優れたアルバムを制作して来ましたが、その中でも今回の彼女との共演盤は正に白眉とも言えるSWRの代表作になりました。 改めて秋吉敏子の優れたアレンジ力に魅了され、そして同時に秋吉音楽を見事に具現化したSWRのスキルの高い演奏に聴き入ってしまいました。その代表的なトラックとも言えるのが「Polination」で、Jörg Kaufmannが卓越した奥深い音色のフルート・ソロを聴かせますが、此れが絶品、驚嘆です。SWRの各メンバーは、彼女との共演に当って相当に秋吉音楽を研究して臨んだに違いありません。二枚組という長尺なアルバムですが、重厚なサックス・セクションの鳴り、迫力のブラス、そして瑞々しくも力強い彼女自身のピアノ、スイング感、躍動感に溢れた演奏は時間の経つのを忘れさせます。(June 14, 2008) |