雑賀紀光先生プロフイール

明治44年(1911)  海南市に生まれる、
昭和 6年(1931)  和歌山市師範学校専攻科卒業 文検合格
昭和11年(1936)  帝展第二部入選、翌年第一回文展入選。
           平山達郎氏にヴアイオリンを学ぶ。
           松旭斎天勝、金沢天耕、両氏に奇術を学ぶ。
           和歌山師範・海南高校・和歌山商業をはじめ和歌山市、海南市の各学校で教鞭をとる。
昭和33年(1958) 「海南風土記」を出版。
昭和37年     文部大臣表彰
昭和42年(1967) 教職37年の後退職。
昭和54年(1979) 海南市文化賞受賞。
平成 3年(1991) 地元に関連した様々な活動の後永眠。
           新構造社会員、海南市観光協会幹事、海南文化協会委員、
           海南郷土史編集委員、県展・市展審査員、日本美術家連盟会員、
           光彩会顧問、など歴任。  銀座中央美術画廊等で個展開催25回
代表作品     梅林....昭和11年第二部展出品 東京鈴木氏蔵
           海の見える露台...昭和12年第一回文展出展
           瀞峡...個展出品 フオトパグナー博物館蔵
           紀州の民家...松下幸之助氏蔵
           暁の富士...外務省次官室蔵
           踊り子...自民党本部蔵
           版画50点...ボンベイ市で展覧
           達磨像...少林寺拳法総本山道場蔵
           大阪星の光幼稚園外壁壁画1000号
           極楽浄土六面...西光寺壁画 
           スポーツ群像...4000号
           他多数
著作        和歌山県海南風土記、紀の万葉、絵本風土記、その他 

 漆器と歴史的町並みの町「黒江」万葉集にも詠まれた、
潮の満ち引きで見え隠れする牛の形をした岩のある、
美しい入り江が黒江の由来と言われています。
 室町時代から起こった黒江の漆器つくりは、江戸時代に
なって入り江を埋立て漆器職人の町が出来、紀州徳川藩の
奨励で大いに栄え「黒江塗」として全国津々浦々に
広まりました。
 のこぎり歯形に並ぶ漆器問屋と漆器職人達の家並みが、
紀州連格子と共に織りなす江戸情緒漂う独特の雰囲気を
残す漆器の町です。
黒江ぬりもの館で

 この度 紀光先生のスケッチ集の
絵はがき が 発行されました、
絵及び説明文は絵葉書より
引用させて貰っています。
 絵葉書のお買い求めは
海南市黒江680
黒江ぬりもの館 電話073-482-5321
へどうぞ お代600円です。
  
温山荘園
 大正初期から 新田ベルト製造所
 創設者、新田長次郎翁によって造園され、
 庭園内に海水を引き入れ
 潮の干満に応じて池の水位が上下する
 珍しい造作 潮入式池泉回遊庭園に
 なっており紀州路随一の名園です
黒江漆器学校
 明治31年うるし職人育成のため
 黒江町立として現在の船尾市場
 奥の敷地に創設されました。
  後 漆器試験場へと発展しました。
川端通り
 運河をはさんで通っていた川端通りは
 運河を暗渠にして
 幅約12mの広い道になりました、
 現在この通りで
 夏の下駄市、秋の漆器祭が
 行われます。
のこぎり型の家並み
 川端通りから北に一筋入った路地に面して
 のこぎりの歯状に斜めに建ち並ぶ
 独特な景観をなしています。
塩の荷揚げ
 黒江および隣接する船尾地区では
 塩田が盛んでした、
 川端通りの運河から塩問屋に
 塩の荷揚げをしています。
尾崎邸大黒門
  南北朝時代以前からの旧家で
長屋門を 構えた風格のある武家屋敷です、
 (江戸中期の建物)現在は漆器問屋を
 営んでいます。