大阪市交通局のプリペイドカード

 このページでは、大阪市交通局が発行してきたプリペイドカードについて、そのあゆみをごく簡単にご紹介します。

タウンカード

 タウンカードは大阪市交通局が1988年3月1日から発売を開始したプリペイドカードです。券種は1000円、2000円、3000円の三種類で(記念カードでは500円のものもあった)、プレミアム(おまけ)は付いていませんでした。窓口売りの記念カード・通常カードと券売機売りの通常カードが発売されてきました。ただ、残り金額が券面に印刷されるのはいいのですが、表に印刷されるところが、集める者にとってはいまひとつでした。
 しかし、1996年3月20日から関西の5鉄道事業者で始まった「スルッとKANSAI」導入後は、「レインボーカード」に移行したため、現在「タウンカード」は発行されていません。なお、現在でも、券売機で乗車券と引き替える形でのみ使用できます(自動改札機に直接通過させることはできません)。


レインボーカード

 レインボーカードは、1996年3月20日から関西の5鉄道事業者(大阪市交通局・阪急電鉄・阪神電鉄・北大阪急行・能勢電鉄)で導入されたストアードフォア・システム「スルッとKANSAI」に対応するカードとして、同年2月1日から発売開始されたカードです。券種は、1000円、2000円、3000円、5000円(以上、大人用)、500円、1000円(以上、小児用)があります。プレミアム(おまけ)はありません。
 発売当初の窓口売り通常カードは、「大阪の新名所」「花の名所」「かわいい動物」の紹介シリーズなど計21種が発行されました。券売機売りは、発売当初は下の画像右上のものが用意されていました。
 このカードの特徴としては、このカードのままで自動改札機を通ることができるので、わざわざ券売機で乗車券に引き替える必要がないこと、5鉄道事業者なら各社発行のカードを共通に使用できること、乗車記録が券裏に印字されるので企業での交通費の精算などに便利なこと、などが挙げられます。


大阪市交通局 きっぷ&カード展示室

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