大阪市営バス・ミニ知識

 このページでは、大阪市営バスのちょっとしたミニ知識をご紹介します。

○このバス、どこから来たんやろ?(所属営業所の見分け方)
 よく「○○車庫」行という方向幕をご覧になられることがあろうかと思いますが、大阪市営バスは、市内11箇所の車庫(営業所)のいずれかに所属しています。
 もうお気づきの方も多いかと思いますが、市営バスの所属営業所を見分ける目印をつい最近見つけました。
 それは、バスの後部ガラス窓の左上に書かれている「○地に『九』」のような記号です。また、左右の側面窓の前部にも同じ記号が付いています。
 左のバスの場合は、「九条営業所」の所属と解されます。
 この記号と、各車両の方向幕から推測した所属営業所は、次のとおりです。
記号所属営業所所在地
(井)井高野営業所東淀川区井高野四丁目3番59号
(守)守口営業所守口市京阪本通一丁目10番23号
(古)古市営業所城東区関目二丁目17番45号
(中)中津営業所北区中津六丁目9番32号
(酉)酉島営業所此花区酉島四丁目1番11号
(港)港営業所港区福崎三丁目1番81号
(住)住吉営業所住吉区万代東三丁目5番22号
(ヒ)東成営業所東成区大今里西三丁目2番11号
(ツ)鶴町営業所大正区鶴町四丁目11番55号
(ナ)長吉営業所平野区長吉長原東三丁目10番18号
(ス)住之江営業所住之江区新北島一丁目2番50号

○方向幕が赤く光る謎の市営バス

 夜になると、方向幕が赤く光る大阪市営バスをたまに見かけますが、ずっと何なのかが謎でした。この謎は、1997年4月のある晩、職場の同期の豊崎君にどうしてなのか聞いて、やっと解けました。
 これは、「最終バスの目印」とのことです。このことは、どうも市営バスで通勤・通学している人にとっては常識なのだそうです。不覚でした。

○バス停のバス接近表示の仕組み
 先日、ある方から次のようなご質問をいただきました。

「バス停でバスが近くまできたら知らせてくれるのありますよね。
それの仕組みをもし知っておられたら教えていただけないでしょうか?」

 そこで、その時にお答えした内容を再録してご紹介します。

 私は、実のところ技術面についてあまり詳しくないのですが、一応調べてみました。

 その仕組みをおおまかに言いますと、

(1) バスの「車載送受信アンテナ」から発信される電波を、電信柱などに設置された「車号検知器」が受信する(どこ行きのどの車号のバスがどこにいるかを検知する)。
(2) 車号検知器からのデータが、専用回線で大阪市交通局本庁舎にある「バス運行管理センター」の中央処理装置(ホストコンピューター)に集められ、その情報が記憶・加工される。
(3) その情報が、専用回線でバス停の「バス接近表示装置」に送信され、バス接近情報が表示される。
となっています。

 このシステムは、「バスロケーションシステム」といいまして、昭和56年4月に上本町六丁目−住吉車庫前間に設置されたのが最初です。
 1996年度末で596基のバス停がこの標識となっていて、全バス停標識の27.0%がこのバス停になっているそうです。

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