不連続な読書日記(2013.07-10

 


【購入】


●デイヴィッド・ゴートン『二流小説家』(青木千鶴訳,ハヤカワ・ミステリ文庫:2013.01.25)【¥1000】

 ずっと読みたいと思っていたのに決断がつかずぐずぐず買いそびれていて、いっそ映画で観るかと思いかけていた。読み始めてすぐに、失敗したと思った。こ のテイストは生理的に合わない。いかにも作り物のキャラクターと独りよがりのユーモアとだらだら無駄話がつづく饒舌体が鼻について楽しめない。前にもデイ ヴィッド・ベイジョーの『逃亡する数学者』(新潮文庫)が、最後まで我慢して読めば満足したかもしれないのに、どうしても体が文体を受けつけず途中で放棄 した。その二の舞になるかもしれない。でもまだ読み始めたばかりで、物語もスタートしていない、(07/04)


●『考える人』2013年夏号[特集|数学は美しいか](新潮社)【¥1333】

 頭がもっと若くて柔軟で活発で、同時進行的複数処理に耐えられた頃は、定期的に数学啓蒙書を熟読した。虚数と自然数と円周率と負数を組みあわせたオイ ラーの法則や、瞬間利息法による自然数の導出や、フィボナッチ数列の一般項の求め方その他の諸々の数学的ガジェットが、いつも頭の中をかけめぐっていた。
 前回の小林秀雄特集号は、付録のCD(河上徹太郎との対談)を聴くだけで終わった。この号は、少なくとも購入後数日は熱中するだろう。心脳問題特集号と ともに永久保存版になろう。中島さち子というジャズピアニストが、数学と音楽の関係について文章を書いている。この人はあの天才数学少女の中島さち子さん だった!(07/06)


●遠藤薫『いま読む!名著 廃墟で歌う天使──ベンヤミン『複製技術時代の芸術作品』を読みなおす』(現代書館:2013.06.25)【¥2200】

 月に一度の衝動買い。
 時間があれば書店をのぞくのは、書物との運命的な出会いを求めてのこと。なぜかしら気になり、御しようのない衝動にかられて買い求める。読み終えたと き、世界か自分が更新されている。一生のうちそう何度もあることではない。月に一度は、そういう出会いを自己演出する。本物になることもたまにはある。 (07/07)

 いま、藤木秀朗著『増殖するペルソナ──映画スターダムの成立と日本近代』(名古屋大学出版会:2007.11.01)を図書館から借りて眺めている。

「[…]映画スターは、多種多様なメディアを通じて、実体的な装いを見せながら、しかしあくまで虚構として作り上げられる。虚構であるにもかかわらず実体 のように感じられる、この逆説的な人物像を本書では「ペルソナ」と呼びたい。(略)[…]この言葉は、キリスト教神学、演劇学、心理学、人類学、文学、哲 学、法学、そして映画研究というように、多様な分野で使用され、パーソナリティ、虚構性、パフォーマンス性、語り、人称、肖像権など、人物に関するさまざ まな側面を指す概念として使用されてきた。これらすべての意味を満たすような定義を下すことはきわめて難しいが、この難しさは逆にこの言葉が多義的である ことを端的に示唆している。こうしたことから、「ペルソナ」という用語を用いることで、スターが一貫した一人の「人格」であるかのように見えながら多義性 や多面性を併せ持っていることを含意できる。」(序章、19頁)

 藤木本がとりあげるのは1910年代から20年代にかけての日本映画なのだが、遠藤本の主役、廃墟で歌う天使・初音ミクは、さしずめ現代版の「ペルソ ナ」だろう。スターならぬアイドル、あるいは「自己増殖する機械」(132頁)としてのペルソナ。(藤原定家の「詠みつつある心」(尼ヶ崎彬)のよう な?)

「〈初音ミク〉は、実体のない、ただ人びとの思いをのせて、そのときどきに現象する何かでしかない。あたかも宮澤賢治が歌った「仮定された有機交流電燈の ひとつの青い照明」のように。
 〈初音ミク〉は、〈アイドル〉のシュミレーションでもある。ベンヤミンは、映画資本が促進する〈スター〉という存在の持つ〈人柄(パーソナリティ)〉と いう魔法に危うさを感じた。そして、現実の時代意識も、〈スター〉に対する憧れよりも、〈アイドル〉の親密さを撰んだ。その語義からして、〈スター〉が光 り輝くアウラを担うものであるのに対して、〈アイドル〉とは、霊的なパワーをもたらしてくれる人格である。さらには、その古代ギリシア語における語源は、 […](エイドス:形相)の派生語としての[…](エイドロン:像:image)である。
 ネット上では、〈初音ミク〉に関して言及するときに「ただでさえ天使のミクさんが……」という言い回しがよく使われる。「天使」とは神の声を媒介するも のを指す。つまり「天使」とはメディア(中間にあるもの)なのである。「天使のミクさん」とは、一見したところ以上に、的確に本質を表している。」(第5 章「生殖する〈初音ミク〉」156-157頁)

 NHKEテレで観た「冨田勲のイーハトーヴ交響曲〜初音ミクが歌う賢治の世界〜」では、「ひとつの青い照明」のように頭上に降臨する天使の像が躍動して いた。そのなまめかしさに戦慄しそうになった。


●白井聡『永続敗戦論──戦後日本の核心』(太田出版:2013.03.27)【¥1700】

 今年の春先、本書を含めて三冊の歴史書(広い意味で)に注目し、まず與那覇本を読んだ。白井本の第二刷(7月13日付)が刊行され新聞広告もでたので、 これを機会に購入し、あわせて片山本を図書館で借りてきた。白井聡(1977年生まれ)の名に聞き覚えがあると思っていたら、あの『未完のレーニン』の著 者だった。未読だが。(07/14)

☆與那覇潤(1979年生まれ)『中国化する日本──日中「文明の衝突」一千年史』(文藝春秋:2011.11.20)
☆片山杜秀(1963年生まれ)『未完のファシズム──「持たざる国」日本の運命』(新潮選書:2012.05.25)


●原田マハ『本日は、お日柄もよく』(徳間文庫:2013.06.15/2010)【¥648】

 このところ翻訳ものの謀略小説やミステリーが続いたので、久しぶりに和製の、軽(かろ)みがあって胸が熱くなるよくできたお話、それも女性作家の小説を 読みたくなった。映画で観た「カフーを待ちわびて」がとても面白く、心にじーんと残っていたのと、最近「お仕事小説」というジャンルに惹かれるものを感じ ていて、『神去なあなあ日常』や『舟を編む』(三浦しをん)、『空飛ぶ広報室』や『県庁おもてなし課』(有川浩)といった作品が気になっていたこともあい まって、ほとんど迷わず購入した。(大崎善生の『ユーラシアの双子』が講談社文庫から出ているのを見つけて、かなり心を動かされたいたけれど、その後この 本をみつけて速攻で買った。)そういえば、金融小説、警察小説、スパイ小説、捕り物小説など、これまで親しんできたジャンルも、広い意味では「お仕事小 説」なのかもしれない。(07/15)


●三浦しをん『神去なあなあ日常』(徳間文庫:2012.09.15)【¥619】

 原田マハの『本日は…』が超絶的に素晴らしかったので。この『神去…』は4年前の5月に刊行された時から気になっていた。(07/20)


●『pen』No.541(2013年8月1日)[特集|日本美術をめぐる旅。](阪急コミュニケーションズ)【¥630】

 雑誌は買ってしばらくは目次や写真を眺め、気になった記事をいくつか読んで、あとはほとんど手つかずでとっておくことの方が多い。気に入ったものは「完 全保存版」の資料として、いつか来るかもしれない「その日」のために備える。これまでに買って常備している『pen』の特集名と発行年月日を記録してお く。(07/20)

◎「日本初のクリエイティヴ・ディレクター 千利休の功罪。」(2009/02/15)
◎「書のチカラ」(2010/07/15)
◎「ヌードは、美しい。」(2010/8/1)
◎「特集|ビートルズが聴こえてくる。」(2012/07/15)


●寺山修司『寺山修司青春歌集』(角川文庫:2005.01.25改版)【¥438】

 入院した友人に読んでほしいと思って。そして、これを機会に(人に薦める前に、ちゃんと自分でも)読んでおきたいと思って。(07/20)


●寺山修司『寺山修司全歌集』(講談社学術文庫:2011.09.13)【¥1100】

 角川文庫版の青春歌集には中井英夫の解説がついている。寺山修司が世に出た頃のことが書いてある。捨てがたいが、友人に贈った。寺山修司の魔術的な詞を 常時手元に置き、随時復唱したいと思った。
 塚本邦雄(「アルカディアの魔王──寺山修司の世界」)と穂村弘の解説(「透明な魔術」)がついている。どちらにも「魔」の字が使われている。魔王・川 端康成を想起した。『文芸時評』と並べて眺めている。(07/21)


●E. L. James『Fifty Shades of Grey T』【18.20ユーロ】

 仕事でトリノに行った帰り、手持ちのユーロを処分したくてパリの空港の売店で。(08/05)


●アニータ・ブルックナー『秋のホテル』(小野寺健訳,晶文社:1988.10.25)【¥1500 古:300】

 トリノからパリを経て帰国した日の翌日、義父の葬儀があった。火葬場から天六商店街への途中にあった古書店で。(08/07)


●パヴェーゼ『祭りの夜』(川島英昭訳,岩波文庫:2012.03.16)【¥900】

 トリノへの出発の前日、パヴェーゼとトリノの深い関係を知った。パヴェーゼが通いつめた「カフェ・トリノで」で、バローロ・ワインを飲んだ。
 帰国後、パヴェーゼを読みたくなった。岩波文庫から四冊(『故郷』『美しい夏』『流刑』『祭りの夜』)でている。そのうち『美しい夏』は、『丘の上の悪 魔』や『月とかがり火』とともに、学生の頃、集英社の『世界の文学14』で読んだ鮮烈な読後感がいまでも残っている。
 トリノはニーチェ発狂の地でもある。『祭りの夜』を読み始めた頃、タル・ベーラ監督の「ニーチェの馬」(A Trinoi Lo)という映画を観た。(08/10)


●『BRUTUS』No.760[特集|日本美術総まとめ。](マガジンハウス:2013.08.15)【¥600】

 『pen』の特集とあわせて読もうと思って。美文字練習帖の附録が気に入った。(08/10)


●内田樹『修行論』(光文社新書:2013.07.20)【¥760】

 旅の疲れと夏の暑さで、すっかり頭が怠惰になった。リハビリのために読もうと思って。(08/18)


● 田中泯×松岡正剛『意身伝心――コトバとカラダのお作法』(春秋社:2013.07.25)【¥1900】

 「修行論」とあわせて読もうと思って。(08/19)


●前田英樹『ベルクソン哲学の遺言』(岩波現代全書:2013.0820)【¥2100】(08/25)

●池井戸潤『オレたち花のバブル組』(文春文庫:2010.12.10)【¥657】(08/27)

●池井戸潤『オレたちバブル入行組』(文春文庫:2007.12.10)【¥657】(08/29)

●池井戸潤『ロスジェネの逆襲』(ダイアモンド社:2012.06.28)【¥1500】(08/30)

●池井戸潤『民王』(文春文庫:2013.06.10)【¥620】(09/04)

●池井戸潤『シャイロックの子供たち』(文春文庫:2008.11.10)【¥629】(09/17)

●池井戸潤『仇敵』(講談社文庫:2006.01.15)【¥590】(09/21)

●池井戸潤『銀行仕置人』(双葉文庫:2008.01.20)【¥638】(09/25)

●池井戸潤『最終退行』(小学館文庫:2007.05.15/2004)【¥657】(10/15)

●ヴァルター・ベンヤミン『ベンヤミン・アンソロジー』(山口裕之編訳.河出文庫:2011.01.10)【¥1000】(09/07)

●東島誠・與那覇潤『日本の起源』(太田出版:2013.09.20)【¥1800】(09/08)

●合田正人『田辺元とハイデガー 封印された哲学』(PHP新書:2013.10.02)【¥780】(09/23)

●合田正人『吉本隆明と柄谷行人』(PHP新書:2011.05.30)【¥760】(09/29)

●永井均『哲学の賑やかな呟き』(ぷねうま舎:2013.09.19)【¥2400】(10/13)

●田中久文『日本美を哲学する──あはれ・幽玄・さび・いき』(青土社:2013.09.19)【¥2200】(10/13)

●保坂和志『未明の闘争』(講談社:2013.09.24)【¥1900】(10/13)

●村上龍『歌うクジラ(上)』(講談社文庫:2013.10.16/2010)【¥690】(10/23)

●若杉冽『原発ホワイトアウト』(講談社:2013.09.11)【¥1600】(10/26)

●『BRUTUS』No.765[特集|あんこ好き。](マガジンハウス:2013.11.01)【¥650】(10/26)

●藻谷浩介・NHK広島取材班『里山資本主義──日本経済は「安心の原理」で動く』(角川oneテーマ21:2013.07.10)【¥781】 (10/27)



【読了】


●小谷野敦『川端康成伝──双面の人』(中央公論新社:2013.05.25)

 時系列に並べられた事実を強引につないで一文にしたてたような、ギクシャクしているとも屈折した悪文とも独特の評伝体の味わいがあるとも、なんとも形容 しがたい不思議な筆遣いとテイストでもって、人物への興味だけではたどりつけなかっただろう最後の一文にいたるまで読ませ切ってしまうのだから、著者の筆 力は侮れない。
 実務家にして作家という双つの面貌をもつ卑近な人物と、この人物にかかわった俗物や傑物、あるいはそれらの人々が残した表現物にまつわる人物評や作品論 に筆が及びはじめると、「しかし本書は伝記であるから、事実の確定へ進もう。」(239頁)とか「伝記に戻ろう。」(537頁)と禁欲する。この緩急の間 合いのつけかたには、けっこうしたたかな計算が見え隠れする。一筋縄ではいかない面白さがある。(07/02)


●小松英雄『古典和歌解読──和歌表現はどのように深化したか』(笠間書店:2000.10.30)

 この本を買ったのは2008年8月のこと。まだ和歌の勉強をはじめたばかりの頃で、読み始めてすぐに挫折したのを覚えている。むりにでも読み切ろうと思 えばできただろうが、それではなにか本質的なところをとりこぼしてしまうに違いない。だからもっと研鑽を深めてから、いやまずは古典和歌の世界になじんで から、古今集の千を超える和歌にひととおり接してからもういちど挑戦しようと心に誓い、しばし封印しておいた。
 あれから5年が経ち、まだまだ機が熟したとはいえないが、わけあって繙き、通読した。小著ながら小松和歌論の精髄が圧縮されている。頭で軽々しく理解し たつもりになっている。古筆を手にとり見入ること、できれば自ら筆をとりなぞってみることでこそ体得できる世界がある。(07/03)


●仲正昌樹『カール・シュミット入門講義』(作品社:2013.03.15)

 かつてケルゼンの純粋法学に関心をいだいていた頃から、その論敵としてのシュミットの名は、青臭い極論を吐く、危険だがどこか戯画的なところがある人物 として記憶に残っていた。その後、ベンヤミンやロマン主義つながりで(それと、政治神学という著書のタイトルに惹かれて)関心の度合いを高め、いつか正面 きってむかいあいたいと思っていた。
 昨年の春、政治学や法哲学の古典的著書を熟読したいとにわかに思いたち、「熟慮」の結果『リヴァイアサン』全巻を一括購入してそのままになっている。 シュミットの政治思想の基本をわきまえたうえでホッブスに挑むという、最高のお膳立てができた。仲正昌樹の本を読むのはこれが初めて(買ったことはあ る)。(07/07)


●デイヴィッド・ゴートン『二流小説家』(青木千鶴訳,ハヤカワ・ミステリ文庫:2013.01.25)

 読み始めの悪印象はすぐに緩和され、そのうち「これはこれでいいのでは」と思えるようになり、最終的にはかなりの猛スピードで一気にラストまでたどりつ いた。急ぎ過ぎたのでとても大切な伏線を見落としてしまったような気がする。(07/12)


●原田マハ『本日は、お日柄もよく』(徳間文庫:2013.06.15/2010)

 食べたいと思うものが、その時からだが求めている栄養素をふくんでいるように、読みたいと思った本が、その時こころが求めている成分をふくんでいるもの なのだ。つくづくそれはあたっていると思った。読みながらなんども胸が熱くなり、涙がこぼれそうになり、じっさい少しにじんだ。前頭葉のはたらきがにぶく なっているからと、頭はそういうけれど、よくできたお話はこころのどこかに確実に届く。それが言葉の力というもので、マンガや映画で経験すると──それは それで面白いだろうし、それにこの本はほとんどマンガか映画のよう読めてしまうので、なおそら見えなくなっていると思うが──そのことに気がつかない。と にかく一心不乱に楽しめたし、感服した。(07/19)


●寺山修司『寺山修司青春歌集』(角川文庫:2005.01.25改版)

 ちょうど4年前、遅ればせながら『寺山修司未発表歌集 月蝕書簡』を読んで寺山短歌の面白さを発見した。あれからずっと、いつか初期作品を通読したいと 思っていた。終日読み耽って、堪能した。「きみが歌うクロッカスの歌も新しき家具の一つに数えんとする」(「映子を見つめる」/『血と麦』)
 笠間書院の「コレクション日本歌人選」で、寺山修司は人麻呂と並び称されている!「柿本人麻呂から寺山修司、塚本邦雄まで、日本の代表的歌人の秀歌その ものを、堪能できるように編んだ、初めてのアンソロジー、全60冊」(07/20)


●三浦しをん『神去なあなあ日常』(徳間文庫:2012.09.15)(07/29)

●白井聡『永続敗戦論──戦後日本の核心』(太田出版:2013.03.27)(08/12)

●吉本隆明『定本 言語にとって美とはなにかT』(角川ソフィア文庫:2001.09.25)(07/12)

●吉本隆明『定本 言語にとって美とはなにかU』(角川ソフィア文庫:2001.10.25)(08/13)

●内田樹『修行論』(光文社新書:2013.07.20)(08/20)

●遠藤薫『廃墟で歌う天使──ベンヤミン『複製技術時代の芸術作品』を読みなおす』(現代書館:2013.06.25)(08/25)

●池井戸潤『オレたち花のバブル組』(文春文庫:2010.12.10)(08/30)

●池井戸潤『ロスジェネの逆襲』(ダイアモンド社:2012.06.28)(08/31)

●池井戸潤『オレたちバブル入行組』(文春文庫:2007.12.10)(09/03)

●池井戸潤『民王』(文春文庫:2013.06.10)(09/06)

●池井戸潤『シャイロックの子供たち』(文春文庫:2008.11.10)(09/19)

●池井戸潤『仇敵』(講談社文庫:2006.01.15)(09/25)

●池井戸潤『銀行仕置人』(双葉文庫:2008.01.20)(09/27)

●池井戸潤『最終退行』(小学館文庫:2007.05.15/2004)(10/20)

●高杉良『消失 金融腐蝕列島【完結編】』全4巻(ダイヤモンド社:2007.05〜2008.09)(09/22〜09/25)

●合田正人『田辺元とハイデガー 封印された哲学』(PHP新書:2013.10.02)(10/06)

●エイモリー・B・ロビンス/ロッキーマウンテン研究所『新しい火の創造──エネルギーの不安から世界を解放するビジネスの力』(山東泰訳,ダイヤモンド 社:2012.10.04)(10/10)

●藻谷浩介・NHK広島取材班『里山資本主義──日本経済は「安心の原理」で動く』(角川oneテーマ21:2013.07.10)(10/31)

●若杉冽『原発ホワイトアウト』(講談社:2013.09.11)(10/31)