不連続な読書日記(2012.01-04)



【購入】

●古賀茂明『日本中枢の崩壊』(講談社:2011.5.23)【¥1600】

 昨年、評判をとった本から二冊選んで、正月休みに読もうと思って。あとの一冊は、山城むつみ著『ドストエフスキー』(講談社:2010.11.26) で、これは暮れに図書館で借りてきた。その時ついでに、沓掛良彦著『式子内親王私抄──清冽・ほのかな美の世界』(ミネルヴァ書房: 2011.11.30)も借りた。王朝和歌の歌人では、式子内親王にいま一番ひかれている。(年明けに継続を申請したら予約が入っているということで、残 念ながら『式子内親王私抄』は読みかけのまま手元から離れていった。『ドストエフスキー』も未読のまま。)

●末次由紀『ちはやぶる』一〜三(講談社:2008.5.13/9.12/12.12)【¥419×3】

 今年の初買い。暮れのテレビで「百人一首の世界」という番組が放映されていたのを観て知った。

●弘兼憲史『黄昏流星群40 星[せい]と死の狭間で』(ビッグコミックス,小学館:2011.7.5)【¥524】
●弘兼憲史『黄昏流星群41 星子[せいし]のロンド』(ビッグコミックス,小学館:2011.12.5)【¥524】

 京都で新年会が始まるまでの時間つぶしに「妖精村」と「マンガミュージアム」に立ち寄った。妖精村で記念に封筒つきの便箋を買い、ミュージアムでは2時 間ほど懐かしい漫画本をあれこれ眺めて歩いた。「黄昏流星群」の第1巻を読み始めたらとまらなくなった。雑誌掲載時にほとんど読んでいるが、ここ数年ビッ グコミックオリジナルを購読していない。まだ連載されていたとは知らなかった。

●『BRUTUS』2012年3月1日号[特集|マンガが好きで好きでたまらない。](マガジンハウス)【¥600】

 なにかハマれる漫画がみつからないかと思って。柴崎友香が語る「ふらり。」(谷口ジロー)と湯山玲子の語る「姉の結婚」(西炯子)が気になった。「30 巻超え、名作アンチョコ。」の特集で「ガラスの仮面」が47巻まで出ているのを確認した。と思うと、そのすぐ後に48巻が刊行された。これまで4巻分、読 まずに我慢している。近くまとめ読みすることになるかと思う。

●美内すずえ『ガラスの仮面』45(花とゆめCOMICS,白水社:2010.10.5)【¥400】
●美内すずえ『ガラスの仮面』46(花とゆめCOMICS,白水社:2010.11.5)【¥400】
●美内すずえ『ガラスの仮面』47(花とゆめCOMICS,白水社:2011.7.30)【¥400】
●美内すずえ『ガラスの仮面』48(花とゆめCOMICS,白水社:2012.3.1)【¥400】

 どこまで読んだのか判らなくなっている。手元に44巻が読まずにとってあるので、5巻分まとめて読める。さかのぼって、最初から一気に読み直すことにな るかもしれない。そうなると大変なことになる。

●高橋留美子傑作集『運命の鳥』(小学館:2011.7.20)【¥1143】
●萩尾望都作品集『なのはな』(小学館:2012.3.12)【¥1143】

 2、3年ぶりにビッグコミックオリジナル(3月12日号)を買ってみたら、年に一度の高橋留美子劇場(「やましい出来事」)が載っていた。(「黄昏流星 群」も、第388話が載っていた。) 高橋留美子傑作集は第3集「赤い花束」を買ったきり。第1集「Pの悲劇」と第2集「専務の犬」はけっきょく書店で見 つけられないまま。(でも、作品はすべてリアルタイムで読んでいる。)「高橋留美子劇場副読本 Oの悲劇、Oの喜劇」も未見。
 萩尾本は、高橋本をもってレジへむかう途中で見つけて速攻で手にした。3・11後に発表された四つの短篇(シリーズここではない★どこか)と描き下ろし の1篇。「世界が終わらないように、世界が次の世代に続くように、願っています。」(あとがき「なのはなと…」の最後のフレーズ)

●富樫倫太郎『堂島物語2 青雲篇』(中公文庫:2011.8.25/2007.12)【¥667】
●富樫倫太郎『堂島物語3 立志篇』(中公文庫:2011.10.25/2008.6)【¥648】
●富樫倫太郎『堂島物語4 背水篇』(中公文庫:2011.10.25/2008.6)【¥648】
●富樫倫太郎『堂島物語5 漆黒篇』(中公文庫:2012.02.25/2009.7)【¥724】
●富樫倫太郎『堂島物語6 出世篇』(中公文庫:2012.02.25/2009.7)【¥724】

 せっかく中之島で働いているので、記念にと思って。ほぼ1時間ほどの電車のなかで完全に没頭。5、6巻の文庫がでるのが待ち遠しかった。

●越谷オサム『陽だまりの彼女』(新潮文庫:2011.6.1/2008.4)【¥514】

 「堂島物語」を一気に読み終えて、毎日の電車のなかで読みふける書物がなくなった。本屋で物色して、評判の「陽だまりの彼女」を買った。

●大崎善生『パイロットフィッシュ』(角川文庫:2004.3.25/2001.10)【¥476】
●大崎善生『アジアンタムブルー』(角川文庫:2005.6.25/2002.9)【¥552】

 「陽だまりの彼女」を一気に読み終えて、つづけて上質の恋愛小説を読みたくなった。勘を頼りに、三部作が完結したばかりの大崎本を文庫で二冊買った。昨 年「発見」した盛田隆二に続くヒットになるかもしれない。

●大崎善生『エンプティスター』(角川書店:2012.2.29)【¥1700】

 R.Y. こと山崎隆二もの「恋愛三部作」の完結篇。この本を読みたくて、「パイロットフィッシュ」「アジアンタムブルー」を読み継いだ。

●NHKスペシャル取材班『ヒューマン──なぜヒトは人間になれたのか』(角川書店:2012.1.22)【¥1600】
●ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』上巻(倉骨彰訳,草思社文庫:2012.2.10)【¥900】
●石川幹人『人間とはどういう生物か──心・脳・意識のふしぎを解く』(ちくま新書:2012.1.10)【¥760】
●石川幹人『人は感情によって進化した──人類を生き残らせた心のしくみ』(ディスカヴァー携書:2011.6.15)【¥1000】
●デイヴィッド・J・リンデン『快感回路──なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか』(岩坂彰訳,河出書房新社:2012.1.20/2011) 【¥1900】

 このところ、進化心理学と脳科学と考古学と人類学と言語学が重なる学問領域の話題に心を惹かれている。『ヒューマン』はテレビ番組とほぼ並行しながら読 み進めた。『銃・病原菌・鉄』はいつか読みたいと思っていた。文庫化されたのでさっそく入手したが、『ヒューマン』とかぶっている。下巻までたどりつける かどうか。石川本は拾い物だった。とくに「人間とはどういう生物か」は面白い。

●井筒俊彦『意識と本質──精神的東洋を索ねて』(岩波文庫:1991.8.8)【¥800】
●『折口信夫古典詩歌論集』(藤井貞和編,岩波文庫:2012.1.17)【¥860】
●『中世歌論集』(久松潜一編,岩波文庫:1934.3.5)【¥900】

 井筒本は12年前に一度読んでいる。捜せば「書庫」のどこかに眠っているはず。いまこそ読むべき本だと思った。だから、二冊目を買った。これ(同じ本を 二冊買うの)は、「仮面の解釈学」以来のこと。
 折口本はタイミングよく刊行された。すぐに読み始めたが、いまいち文章にのれない。中世歌論集の復刊も実にタイミングがいい。「古来風体抄」や「近代秀 歌」から「後鳥羽院口伝」をへて「正徹物語」や「ささめごと」まで11篇が収録されていてとても便利。でも、この本では読まないと思う。

●井筒俊彦『読むと書く 井筒俊彦エッセイ集』(若松英輔編,慶應義塾大学出版会:2009.10.26)【¥5800】

 東京に出かけて時間があれば、以前は必ず上野の美術館をのぞいていたが、最近は、丸の内の丸善4階「松丸本舗」で時間をつぶす。この本はいずれ購入する つもりだった。ずしりと重くて、わざわざ東京の書店で買わずともよかった。
 「てんまる通信」に、過去2年間でもっとも読まれてきた100人の番付があって、13位にエイミー・ベンダーの名があがっていた。100人のうち唯一知 らない名だった。角川文庫に短篇集が入っている。明石のジュンク堂ではみあたらない。松丸本舗で買っておけばよかった。

●エイミー・ベンダー『燃えるスカートの少女』(管啓次郎訳,角川文庫:2007.12.25)【¥552】

 で、神戸のジュンク堂で見つけた。

●金聖響+玉木正之『マーラーの交響曲』(講談社現代新書:2011.12.20)【¥860】

 DVDで「マーラー 君に捧げるアダージョ」を観た。ほぼ全編を埋めつくす濃密なマーラーの響きに魅了されとりつかれた。いま、バーンスタインの「巨人」をユーチューブで聴き ながら書いている。

●大澤真幸『夢よりも深い覚醒へ──3・11後の哲学』(岩波新書:2012.3.6)【¥820】
●山岡淳一郎『原発と権力──戦後から辿る支配者の系譜』(ちくま新書:2011.9.10)【¥760】
●前田英樹編・訳・著『沈黙するソシュール』(講談社学術文庫:2010.6.10/1989.12)【¥1250】

 これら三冊の本は、3月11日に同時に買い求めた。「3・11後」という言い方に不審の思いをいだいている。「3・11」の前後で何かが決定的に変わっ てしまった、その何かとは(コトバで表現すれば)いったい何か、といった問題の建て方に馴染めないでいる。「3・11」の前後で何かが決定的に変わってし まった、と切実に感じている当の本人が、その個人的な心情や感情や思想等々の実質を自らに問うことなら、その切実さは判りすぎるほど判る(ような気がす る)。「われわれ」は、「社会」は、「文明」は、「3・11」の前後でどのように変わってしまったのか、といった問いの建て方にはついていけない。勝手に どうぞ、としかいいようがない。だから、そのての本を読む気になれない。大澤本は、直観的に大丈夫ではないかと思った。前田本は、今こそ読むべき本だと、 これもまた直観的にそう思った。

●春木豊『動きが心をつくる──身体心理学への招待』(講談社現代新書:2011.8.20)【¥760】

 毎日新聞の「今週の本棚」(4月1日)で、山崎正和さんがとりあげていた。以前(2月12日)の山鳥重『言葉と脳と心──失語症とは何か』(講談社現代 新書)が思わぬヒットだったので。

●『実践DTM入門』(普遊舎:2012.5.1)【¥1695】
●『サライ』2012年5月号〔大特集|日本の作家百年の歩み〕【¥838】

 DTMの入門書・雑誌の類は山ほど買ってきた。どれも中途半端で放り投げている。近く6年ぶりにパソコンを買い換えようと思っている。こんどこそDTM に本気で取り組もうと思っている。ひさしぶりの「サライ」は付録のオリジナル萬年筆につられた。

●福井晴敏『小説・震災後』(小学館文庫:2012.3.11/2011.10)【¥590】

 仕事帰りの電車のなかで時間と我を忘れるフィクションを読みたいと思い物色していて直観で択んだ。

●森鴎外『阿部一族・舞姫』(新潮文庫:1968.4.20)【¥520】

 5月の連休明けに東京の水月ホテル鴎外荘という宿(鴎外が「舞姫」を執筆した部屋がいまも宴会場として使われているという)に泊まることになった。サラ イの文豪特集に没後20年の松本清張と生誕150年の森鴎外の接点を探る記事が載っていた。そんな偶然が重なって鴎外を読みたくなった。
 学生の頃漱石の『三四郎』とあわせて『青年』を読んだくらいで(文庫本を読んでいたときの情景がなぜか鮮明に記憶に残っている)読まず嫌いだった。べつ に嫌いではないがそれほど関心がなかった。清張の「両像・森鴎外」を読みたかったが文庫本が見当たらないので図書館で全集版を借りた。この感じ(文体)は 惹かれる。

●代々木忠『つながる──セックスが愛に変わるために』(祥伝社:2012.3.10)【¥1500】
●代々木忠『快楽の奥義──アルティメット・エクスタシー』(角川書店:2012.4.15)【¥952】
●杉田圭『超訳百人一首 うた恋い。3 DVD付特装版』(メディアファクトリー:2012.4.23)【¥1300】

 小雨模様の春先の物憂い休日の午後の無聊(というか何も手につかない怠惰な昼下がりの時間)をやり過ごすため同時に購買。代々木忠(小倉出身で清張・鴎 外とつながる)は感銘をうけた『プラトニック・アニマル』以来。「うた恋い。3」はDVD付特装版。


【読了】

●古賀茂明『日本中枢の崩壊』(講談社:2011.5.23)

 今年の初読み。

●末次由紀『ちはやぶる』一〜三(講談社:2008.5.13/9.12/12.12)
●弘兼憲史『黄昏流星群40 星[せい]と死の狭間で』(ビッグコミックス,小学館:2011.7.5)
●弘兼憲史『黄昏流星群41 星子[せいし]のロンド』(ビッグコミックス,小学館:2011.12.5)

 マンがと音楽と映画について、これを評するコトバを知らないのが寂しい。

●石川幹人『人間とはどういう生物か──心・脳・意識のふしぎを解く』(ちくま新書:2012.1.10)
●石川幹人『人は感情によって進化した──人類を生き残らせた心のしくみ』(ディスカヴァー携書:2011.6.15)
●NHKスペシャル取材班『ヒューマン──なぜヒトは人間になれたのか』(角川書店:2012.1.22)
●デイヴィッド・J・リンデン『快感回路──なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか』(岩坂彰訳,河出書房新社:2012.1.20/2011)

 石川本「人間とはどういう生物か」を読み終えて、ひさしぶりに「書評」が書きたくなった。「ヒューマン」は今年最初の収穫。

●山鳥重『言葉と脳と心──失語症とは何か』(講談社現代新書:2011.1.20)
●岡ノ谷一夫『さえずり言語起源論──新版 小鳥の歌からヒトの言葉へ』(岩波科学ライブラリー:2010.11.25)

 山鳥本は以前、読みかけて興味を喪い中断したままになっていた。毎日新聞の書評欄で山崎正和さんがとりあげていたのが面白かったので、ふたたび手に取り 読み始めたらとまらなくなった。書物には読むべき時のめぐりあわせというものがある。岡ノ谷本も中断したままだったのを、山鳥本との関連で読み始めたらこ れもともらなくなった。
 この二冊の本を素材に長篇の「書評」が書けそうに思ったけれど、ここ数年の「言秘」はかなり重症で、結局手をつけられないまま放置。こうしてまた一つ、 いや二つ、読後体験がこなごなに砕け散ってゆく。

●富樫倫太郎『堂島物語1 曙光篇』(中公文庫:2011.8.25/2007.12)
●富樫倫太郎『堂島物語2 青雲篇』(中公文庫:2011.8.25/2007.12)
●富樫倫太郎『堂島物語3 立志篇』(中公文庫:2011.10.25/2008.6)
●富樫倫太郎『堂島物語4 背水篇』(中公文庫:2011.10.25/2008.6)
●富樫倫太郎『堂島物語5 漆黒篇』(中公文庫:2012.02.25/2009.7)
●富樫倫太郎『堂島物語6 出世篇』(中公文庫:2012.02.25/2009.7)

 話ができすぎている。そこのところが読んでいて心地いい。

●越谷オサム『陽だまりの彼女』(新潮文庫:2011.6.1/2008.4)

 この物語の終わり方はいい。

●大崎善生『パイロットフィッシュ』(角川文庫:2004.3.25/2001.10)
●大崎善生『アジアンタムブルー』(角川文庫:2005.6.25/2002.9)

 あざとい仕掛けにためらいなくひっかかって極上の時間を味わうことができた。この作者の力量は並大抵のものではないと思う。

●吉本隆明『初期歌謡論』(ちくま学芸文庫:1994.6.7)
●三浦つとむ『日本語はどういう言語か』(講談社学術文庫:1976.6.30)

 吉本本は再々読。ようやく少しわかりかけてきた感じがする。三浦本は吉本が文庫解説を書いている。

●『石川淳評論選』(菅野照正編,ちくま文庫:2007.3.10)

 先日、1泊2日で東京にでかけた新幹線の車中で読み耽った。小説と文学は違う。冒頭におかれた随筆でこのことを学んだ。石川淳に鴎外をとりあげた書物が ある。「両像」と読みあわせるか。

●若松英輔『井筒俊彦 叡智の哲学』(慶應義塾大学出版会:2011.5.30)

 若松本は昨年から今年にかけて味わい堪能した。最近のベスト。ここから派生して西田幾多郎の「場所的論理と宗教的世界観」へ、そして小野寺功の著書、 『聖霊の神学』(春風社:2003.7.20)や『大地の文学 [増補]賢治・幾多郎・大拙』(春風社:2004.11.25)等々へと進むつもりが難渋している。

●太田肇『公務員革命──彼らの〈やる気〉が地域社会を変える』(ちくま新書:2011.10.10)

 以前、著者の研究室を訪れたときに贈呈をうけた。半年近くたってようやく読むことができた。予想以上の出来栄えでぜひぜひ「書評」を書いて返礼したいと 思うのだが難渋している。

●大澤真幸『夢よりも深い覚醒へ──3・11後の哲学』(岩波新書:2012.3.6)
●山岡淳一郎『原発と権力──戦後から辿る支配者の系譜』(ちくま新書:2011.9.10)

 この二冊の本はセットで読みセットで考えセットで「書評」を書いておきたいと思ったがここでも難渋している。こうしてまた読後体験が砕け散ってゆく。

●ロバート・コリアー『望むものをひきよせる心と宇宙の法則』(中島薫監訳,サンマーク出版:2005.3.30)

 意識の奥に潜在意識があって、この記憶の中枢ともいうべき領域には秘められた力が眠っている。そのさらに奥には超意識というものがあって、それは「大い なる自己」とか「守護天使」などと呼ばれることがある。そしてこの超意識は「宇宙の心」とつながっている。人の心(意識+潜在意識+超意識)は宇宙の心の 伝導体であり、そこで伝導されるエネルギーは「思考」である。この心的領域論が気に入った。

●福井晴敏『小説・震災後』(小学館文庫:2012.3.11/2011.10)

 映画よりTVドラマ向き。

●代々木忠『つながる──セックスが愛に変わるために』(祥伝社:2012.3.10)
●代々木忠『快楽の奥義──アルティメット・エクスタシー』(角川書店:2012.4.15)

 20年前の『プラトニック・アニマル』の感銘がよみがえる。深い。昨年の「YOYOCHU」をDVDで観ている。