2006/10/08(日) 第3回 自然塾 稲刈り体験やサツマ芋堀り≠ニ生きもの観察
通り抜ける風≠ェ清すがしく、長袖のシャツ1枚でちょうど良いこの季節。 子供12名、大人27名、STAFF 5名の合計 44名が活動フィールドの生駒市里山に集まった。 当日は朝から快晴でイベントを迎えることができたのは、日頃の成果の報い(むくい)だろうか・・・?! そして辺りでは、秋の昆虫の鳴き声や動物たちの姿もうかがえて、自然塾(全体)を盛り上げてくれているかのようでもあった。
[一般参加] してくださった
宮本さん、巽さんご家族
<環境学習 「田んぼから自然について学ぼう」>も、いよいよ最終回。 前回と同様、大人の方には「力仕事」を、お子さん達には活動フィールドで虫たち≠観察してもらいました。 中にはバッタ、カマキリ、コオロギ、何種類ものカメたち≠ェ多く見られ後日、たくさんのイラストを送っていただきました。 一方、稲刈りはというと、これがまた思ったより大変で、手で狩り → ビニールロープで縛り → 竹ざおに「はさがけ」するという 工程 をみんなでガヤガヤとやりました。 気がつくと子供達も田んぼにきてくれ、お昼前にはなんとか終わることができました。
子供たちは、昆虫のこと自然の「大切さ」を学びました
河合先生 「しみじみ観察会 野遊び 休耕田クラブ」
今回も、「生駒の自然を愛する会」琢磨さんじはじめ、多くの方々にご協力いただきました。 運営全体が上手くいったことや、子供たちに多くの「学び」を与え、参加してくれた子供たちも「自然を大切さ」を心に刻んでくれたと思います。 私たちが年を重ね、子供たちが大人となったときには、きっとろ緑豊かな社会を好んでいてくれる事だろうと願っております。
−本当にありがとうございましたー
昆虫の手触り(感触)、土の匂い、水の冷たさ…大人になっても忘れないでね。
生駒の自然を愛する会
http://www2.odn.ne.jp/shizen/
第一回から、運営にご協力くださいました。
![]()
写真 <右>
ようやく、手狩りで「稲刈り」が終了しました。 でも、これから束ねて 「はさがけ」 するのが予想以上に大変でした。
写真 <左>
作業も「終盤」に近づきたころ、どこからとも無く 「メリ、メリ、メリ」 と崩れる音が!! 重さに耐え切れなく 「だて足」 悲鳴を上げて倒れだした。 参加者全員、最後の力≠振り絞って立て直しに協力してくれた。
昔ながらの【天日乾し】を再現 写真 <下>
●期間:10/8〜14(約1週間)
●感想:水曜日に雨が降ったが、それ以外は<快晴>続きでよく乾燥できた。 途中 「だて足」 が倒壊しなくて本当に良かった。
【脱穀】
●現地:コンバインを近くまで持って行き、干した稲穂を 「ひと束」 づつ機械にとおす。
●作業:竹ざおから、機械への通し作業のため大変苦労した。
【籾摺り(もみすり)】
●作業:臼ひき機設置の作業場にて、通常分と区別して行う。
●本来:本来なら、稲刈り・脱穀はコンバインで同時に行い、刈り取った籾米をその日に大型の乾燥機に入れ、約12時間かけて乾燥する。(灯油による機械乾燥)
【精米】
●作業:地元の精米所で、収穫した120kgの玄米を純白に精米する。
●感想:自然乾燥で少し乾燥不足か? 籾殻がちょっぴり残ってしまう。
保育園児からお送り頂きました ★イラスト
(お芋堀りは、楽しかったかナ)
先日は、「自然塾」でお世話になりました。
美しい景色の中で体を動かす事は本当に気持ちよくて、稲刈りの作業の大変さを体験でき、いままで以上にお米をいただける事に感謝するようになりました。子供たちも、さまざまな生き物と触れあう事ができ、貴重な体験となりました。
「絵」 を送付いたします。
2人で「楽しかったね!」と話しながら描いていました。
色々とありがとうございました。
参加者のお母さまより
『自然塾』 は、いろんな人に感動と経験を与えた!
◆影ながら、応援してくれた妻より
今回の自然保護活動は、十分な内容が分からないまま話がどんどん進み、普段から「田んぼの仕事」 は避けたいと思っている私にとっては、あまり賛成できることではありませんでした。
実際に仕事をしているのは主人ですが、土曜・日曜の「休み」 になると、自然塾の田んぼに足を運び疲れた身体(からだ)で帰ってくるのは、自分も一緒に「田んぼで仕事」をしているかのように思える気がしました。 休みの日でも、暑い中で仕事をしてくれていると思うと家で 「ゆっくり」できませんでした。
そんな中、田植えの体験を迎え、一緒に参加させてもらうと子供たちがのびのび≠ニ遊ぶ様子を見ると活動に対する思いが少し受け入れられるものに変わってきました。
一生懸命みんなのために頑張ってくださっているスタッフの方々には頭が下がります。見えないところで地道な努力をたくさんして下さっていると思います。
始めての取り組みで、落ち度の無いように気を配っていただきお疲れさまでした。
少しお休みして... また、次の企画してくださいね。
2006/08/06(日) 第2回 自然塾 草取り体験≠ニ生きもの観察
この日の京都府南部、奈良県北部の最高気温は38度。 立っているだけで目まいがしそうな程、強烈な日差しが照りつける。
午前10時、前回と同様に環境に関心のあるSグループ社員・家族の方々が現地に集合してくださる。 −ようこそお越しくださいました−
「今回は、真夏の炎天下の中ではありますが農作業を体験していただきます」
「暑い中ではありますが、十分に水分をとって休憩をとりながら作業を進めてください」
「後半は昼食後、参加者全員でブルーベリー狩りに行きます。木に生っている実を味わいながら自然の恵みを感じてください」
こんな感じで第2回は始まりました。
今日、1日(草取り体験) を振り返って
事務局 花谷君の御礼文より
自然塾、第2回目の活動にご参加いただき誠に有難うございました。 炎天下での作業ほんとうにお疲れ様でした。
皆様のご協力のおかげもあり、大きなケガもなくスケジュール通りスムーズに運営することができました。改めて御礼申し上げます。
暑い中での作業でしたので、家に戻ってから体調が悪くなった方などいらっしゃいませんか? 私は家に帰り夕寝をしてしまいました。 皆様も昨日はぐっすり眠れたのではないでしょうか?(逆に日焼け等で体が火照り眠れなかった人も・・・)
ようやく米作りの半分が過ぎたという所でしょうか。(今まではおそらく順調に行っていると思います)今回は「草取り」という、一見無駄にも見え、非常に辛い作業でしたが、米作りやサツマイモ作りにとっては非常に重要な作業の一つです。
農薬を蒔けばこの作業はいらないのですが、一つでも多くの手間をかけて秋にたわわに実る稲穂、鈴なりの芋を期待しましょう。
![]()
写真 <左>
トマトの実をすべて収穫した後は、根元を切り取り支柱を外してサツマ芋の手入れを全員で行なう。雑草とサツマ芋が共存していたのも、すっかりこざっぱり≠ニした様子が伺える。
写真 <右>
田んぼは男性陣が中心で草取り≠行ないました。腰丈を超えた稲穂のあいだを縫って草を引くのは、とても大変でした。それに、間隔がバラバラなので「真っ直ぐ歩くのがこんなに大変とは気づきませんでした」と参加者のかたからお声をいただきました。
水辺の田んぼが過しやすいんですよ !!
【お昼ごはん】 写真 <左>
●場所:近くの公民館
●食事:惜しみも無く、ご協力くださったエーエム・サービス西田さん −有難うございました−
●感想:真夏に冷たいそうめん≠ヘ最高!! 採れたてトマトもよく冷えて美味しかったですよ。
【ブルーベリー狩り】 写真 <左斜めした>
●産地:京都府山城町(初夏.7月初め〜8月末まで)
●生産者:山口ブルーベリー園
※ブルーベリー狩り、お越しの際には事前にご連絡ください。
●特徴:大粒で甘めが特徴。 さっぱりした美味しさはなんとも言えない。
●美味しい食べ方:冷やしてそのまま食べるか、ヨーグルトやアイスと混ぜて食べると美味しさが増します。
●保存:冷凍庫で数ヶ月〜レンジで解凍して料理に使用してください。 −山口さま より−
花谷君の御礼文より
(…つづき)
『トマト狩りブルーベリー採り』 これも暑い中でしたが、皆さん夢中になって採られていたのが印象的でした。(ブルーベリーの美味しい食べ方などがありましたらまた教えて下さい)
(※本来スイカ狩りを予定していましたが、天候不順の関係もありスイカが不作でしたので、急遽ブルーベリー採りに変更いたしました。)
次回いよいよお米、サツマ芋の収穫です。実っているか少し不安もありますが10月の上旬頃、「第3回目:稲刈り活動」を予定しています。事前に案内を出しますので同じ職場の方などを誘って参加してください。(お待ちしています)
当日は時間管理などうまくできず不備な点が多々あったと思います。この場を借りてお詫び申し上げます。
お気づきの点があれば、次回活動時の参考にさせて頂きますので、何なりとご意見をお聞かせ下さい。
次回もより良い開催を目指して事務局一同頑張りますので皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。
末筆になりましたが、早朝よりスタッフとしてご協力していただいた皆様には、この場をお借りして御礼申し上げます。
やっぱり獲られてしまいました。 熟した?トマトの実
犯人は、カラス3匹
「この辺はひつこいカラスがいるから・・・実のなる野菜づくりは大変やで」 と
オヤジに教わっていたが。
まさか、こんなに見事にやられてしまうとは想像もしていなかった。
ミニトマトが実をつけ、桃太郎が序々に膨らみ始めたころ、どこからとも無くカラスが近づき、やがて作物のまわりに居すわってしまった。
防鳥ネットを被せていたものの、20センチが足らず裾が開いていて、そこから進入したようだった。 飛び立つときにアミが邪魔して鳥も怖がるだろうと思っていたのに、赤付きかけトマトの実は収穫することもなく全てやられてしまった。
なっ、なんとひとつも無いではないか!!
くっそー
こうなったら、『根比べ』 防鳥ネットを2倍にしてカラス対策はこれで完璧。
果たして、無事に人の口に入るでしょうか。
そして 1週間 が経過して
2006/07/01(土) 「田植え」 から約1ヶ月が経過して..
6月3日のイベントから約1ヶ月が経過して、気温の上昇と共に草木のサイズも 『見る見る』 うちに大きくなります。
当然、生えてほしくない雑草や害虫も居るわけで、それらを全て受け入れ自然と共存しないと地球のサイクルは狂ってしまいます。 今日も4人、地球に優しい環境保全活動! すなわち農・作業・を せっせとやる姿をお見せします。
田んぼの中で2時間ほど 『草取り』 をやりました。
午前中はA君と父と私の3人で、午後はA君と花谷君と私の3人で田んぼに入って 『草取り』 をやりました。 田植えをしてから 『ひと月』 足らず、本当は次のイベントまで 『草取り』 をとって置きたかったのに
このままでは、苗が [雑草] に負けてしまう! という事で急遽 『草取り』 をすることになりました。
[稗(ひえ)、アワ、セリ、葦(あし)それに藻(も)]がたくさん増殖していました。
さすが2時間ほど慣れない作業をすると、次の日は腰痛でした。
興味のある方、いつでも応援待ってまーす!
その昔、これらの雑穀も食べていました。
<五穀米>
ごこく 【五穀】 =五種類の穀物。 [米、麦、アワ、キビ、豆] を炊き合わせたご飯。今では、すっかり健康食の代名詞となっている。
現代農業では省力化により
低農作物が大半です。
「無農薬の大変さを痛感しました」
野菜の成長
ミニトマトはすっかり大きくなりましたよ。早いものでは果実の色もすっかり赤らいで、いつでも食べてしまえそうです。
サツマイモの苗は、ようやく地面に根をおろしました。 一時はどうなるかと思いましたが、これでしばらく落ち着けそうです。 ・・・ホッ。
どかん(水路)の中でお昼ねなのかな?!
休日の昼下がり、田んぼでタヌキがお昼ね中 (2006/6/11)
今日、ひさしぶりに田んぼへ行くとあぜ道≠ノ茶色の物体が横たわっていた。
近づいても動かないので動物でもしんでいるのか?と思っていたらモゾモゾと動き出した。
逃げる気配もないので、田んぼに入って挿し苗≠済ませたあと横を見ると、まだこっちを見ている。
今日は天気も良いので「外に出て昼ねをしにきたんだ」と深く不思議がることもなく
お互い、めったに出会わないのに「長く一緒に居たなぁー」と思いを馳せて夕方には、お別れするのでした。
2006/06/03(土) 第1回 自然塾 田植え体験≠ニ生きもの観察
小雨も気にしていた天候とは裏腹に、日焼けするほどの絶好の田植え日より≠ノ恵まれた6月最初の土曜日。
参加を申し出てくださった 34名 の皆さんは予定どおり10時半ごろ田んぼ≠フある場所に集まってきてくれた。事務局の花谷君から今回のイベント開催の主旨説明と注意事項があり、ふた手に分かれて農作業体験を開始するのでした...。
4列ずつ、手植えしながら後退します
昼食はエーム・サービスさんが用意してくれたおにぎり弁当≠ニ豚汁≠フセット・メニュー。 環境保護活動ということもありたけの皮≠ナ包装されているのは、さすがでした。
皆んなと一緒に食べた、お弁当は最高に美味しかったですョ !!
もう1つの体験学習、 『サツマイモ植え』 にチヤレンジ!
サツマイモの苗は、この日に合せてSTAFFの良幸さんが用意してくれ
良幸さんのお父さんは、ビニール・ハウスでサツマイモの室(むろ)を作って、グリーン・マーケットへ出荷されるほどの腕まえなので、持ってきてくれた苗は『イキイキ』としていた。
畝(うね)に苗床をこしらえて、手にとって植え方を説明する。[イモのツルには根が無いので、易しく土をかぶせてください]
ほら、どうぞ。
今回この活動に協力してくださった、もう一人の参加者
琢磨さんのメール文より
昨日はとても楽しい体験をさせて頂、こちらこそお礼申し上げます。たいへんありがとうございました。
自然観察のお手伝い、と意気込んでいたのですが、実際はたいしたことも出来ず、子供さんたちの泥んこになって遊ぶ様子に圧倒されていました。
生駒の自然を愛する会
http://www2.odn.ne.jp/shizen/
自然の大切さをご説明いただきました
岩前さんのHPを拝見し、花谷さんの思いと、岩前さんの地元での活動の積み重ねが昨日に繋がったのだなと感動を新たにしました。
HPのリンク、とても嬉しく、相互リンクさせていただけましたら嬉しいです。
今後ともどうかよろしくお願い申し上げます。
花谷さんをはじめ、皆さまによろしくお伝えくださいませ。
今日、1日を振り返って
事務局 花谷君のメールより
幸いお天気にも恵まれ、楽しい一日を過ごすことができました。
参加した子ども達にとっても貴重な体験になったものと考えています。
また、子ども達の意識が少しではありますが、自然に向いてくれた様な気がします。(正直、子ども達のパワーには圧倒されましたが・・・)
子ども達にこの豊な自然を残してあげたいものです。
今回のような活動開催を機会に、社員、一般の方、そして家族でコミュニケーションを交わすのもなかなか良いものだとつくづく思いました。
同じ体験を共有し、忙しい日常と違い自然のなかで、人間のくらしや自然環境について考える時間をもつことも大切だと考えています。
参加者も理屈ではなく五感で自然を感じ、人間も自然の一部だということを理解していただけたと思います。
次回、7月の上旬頃に「草取り」を予定しております。
(ホタルの観察会が入ればもう少し早い時期になると思います)
事前に改めてご依頼は致しますが、次回もご協力いただければ、幸いに存じます。
当日は時間管理などうまくできず不備な点が多々あったと思いますが、初めての試みでしたので、大目に見てやってください。
今後とも弊社の活動に何卒、ご理解、ご協力を頂ければと思います。
この度は誠にありがとうございました。
まずは書中略儀ながら、ご協力の御礼を申し上げます。
『トマトの苗』 に支柱を差し込む。
5月なのに、もう梅雨入り≠オたの?
5月15日(月)
『トマトの苗』 を植え付けてから約2週間。 5月は気候もよく紫外線が痛いくらいの太陽が照りつけるはず≠ネのに、今年は異常なくらい雨が多い。そして寒い。 −これも、地球さまの体調不良か−
すくすく、伸びるはずの苗や草木もまったく不調で、当然トマトの苗も育たない。言い訳をするつもりは無いが雨と日照不足で数本′ヘらしてしまった。
それでも、水捌けの良い所は少しずつ伸張し、雨風に負けないように支柱をトマト(苗)の側(そば)に1本づつ丁寧に打ち込みました。
−これで、無事に大きくなれよなぁ〜−
気持ちは、ただただ祈るばかり≠ネのでした。
『ミニトマトの苗』 を植えよう
4月30日(日)
ゴールデンウィークに入った4月末の日曜日
『真夏(7月)の草取り作業』 に間に合うように、1列だけ 「ミニトマト」 を栽培することにした。 マルチシートは何かを植えるまでの雑草よけが目的でもあったが、ようやく野菜を植えたので、それらしく畑に見えてきた。
ミニトマトの苗は近くのホームセンターで34本(59円/1本)買ってきて。 今日はとにかく、ミニトマトを植えよう℃рニスタッフのH君は、〜しどろもどろ〜 で等間隔に穴を開け、苗を地面におろしてゆくのでした。
やがて、作業は終了し 『2人』 は少しファーマーな気分を味わうのでした。
【私の感想】
野菜づくりは手がかかります。 特に苗木が小さい内は、小まめに水を与えないと枯れてしまう恐れがあります。毎日、天気のことが気にかかり、気持ちはホント 『大きくな〜れ、ミニトマト』 なのです。
田植えと別に、『収穫』 の楽しみを味わおう
【春・夏・秋】 のイベントに何かアクセントが欲しい。
もうひとりのスタッフ(地元の協力者)Tさんの言葉に耳を傾ける。
−春−
自然保護活動と言えども、田植えを手でするだけでは物足りない。 収穫を楽しめるために、もう1〜2品目を追加しよう。 サポートできるメンバーも限られているので、できるだけ手の掛からない作物にしよう。 それなら、お米と同時に作付け〜収穫のできそうな 『さつま芋』 でいこう。
−夏−
この時期は、サンサンと降り注ぐ太陽の下で稲穂もグングンと成長をし続ける。 参加者の皆様には水田で草抜き作業を手伝っていただく。 稲と稲の間を上手に草取りできるだろうか。ケガだけはしないように気をつけて欲しい。 そして、草抜き・自然観察を済ませた後に、春に植えたミニトマトの果実をみんなで収穫しよう。 ただ、気になるのは手前味噌で作付けした 『ミニトマト』 が実を結ぶのかが心配だ。 最後に、地元農家の観光農園へ移動して、スイカ狩りを楽しもう。
−秋−
そして、収穫の秋。
6月初旬の田植えから4ヶ月後の10月、稲穂はたわわに 『稔り』 をつけ、黄金色に輝いているだろう。作業は参加者ひとりひとりの手と 『のこぎり鎌』 だけ。 刈り取った稲はワラで束ねて竹ざおに干し掛けする。 −自然乾燥の手順を再現する。 稲刈り当日、もうひとつの 『おまけ』 をうちあけよう。 それは田植え当日、作付けした 『さつま芋』 の収穫を同時におこなう。 しっかり実が入っているだろうか? 『ツル』 からの作付けで、根付いてくれれば良いのだが...。 果たして、10月には無事に収穫の秋が味わえて、おいしい焼き芋が食べられる事を期待しよう!
休耕田に命の 『水』 を流し(吹き)込む。
さすが、昔ながらの 『田んぼ』 が見事に復活!
葦(あし)がはえ、ススキが生い茂っていた草むらに手を掛け、情熱をそそげば立派な田んぼに復元する。
おっおー、これも自然保護活動やなぁ〜。 −とチョット自慢げ−
上流の山水から、水路を経てきた水は、やがて荒田に流れ込む。
田んぼが復活する瞬間だ!!
ここまで、3ヶ月
長かった気もするが、秋には稲穂がたれる田んぼがイメージできる。 −もうすぐだ−
ボーボーと生えた葦(あし)や虎の穂をなぎ倒し、2月には 『荒田お越し』 を開始する。
何しろ10年のブランク 『休耕』 は大きい
2月25日(土)
ボーボーと生えた葦(あし)や太いススキの株は背丈の2倍ほどになる。 草刈り機のエンジンを限界まで回転させ、両足を踏ん張ってなぎ倒す。 −切腹(せっぷく)−
3月26日(日)
それから約ひと月、大量のススキや虎の穂を田んぼの真ん中で 『野焼き』 する。 −良い肥料になりそうだ −
4月7日(金)
太い株や木になり掛けの枝はスコップで掘り起こし、これでようやく地面が見えたのでした。
あとは、肥えた台地を掘り起こしトラクターでスイスイと ...− と 、と、と −
おや〜!?
最終コーナーを曲がって、ラスト直線に入ったはずが〜!!
脱出不可能!?
この後は重機に助けてもらう始末にあってしまうのでした。 −いやはや。
「田んぼ」 を一緒に選定する
【まだまだ、地面も凍てつく1月末ごろ】
スタッフ(事務局)のH君と一緒に現地を視察する。
うちの家では、大きく分けて4箇所に田んぼが点在する。 ひと通り早足で何も無い田んぼを駆け巡り、この地がどうも気に入ったようだ。
背景には綺麗なため池があり、前方には生駒山が一望できる。
しかし、田植えは全て 『手で植えて』 秋には、稲刈りを 『手で刈り取る』 と言う。しかも完全無農薬。
空いた土地で、手植えできる都合の良い広さの遊休地は無いか...。
結局、親父の一言で3畝(せ)ほどの広さの10年間 作付けしていなかった休耕田が選ばれた。
一畝(せ)=99.174平方メートル(30歩で一畝)
一反(たん)=991.74平方メートル(10畝で一反)
農業体験にむけて、現地を一緒に視察する
ヒョン!な、きっかけから
ある企業の社員さんから、 『田植えをしたい』 のでどこか土地を貸してほしいと相談を受ける。 何やら聞くと、彼は総務課(自然保護活動もやっているらしい)の担当者、色々幅広げにやっているのだが、どうもしっくりこないらしい。 よく聞くと彼の口からこんな言葉が飛び出した。
【今回、自然保護活動のねらいと主旨】
生活環境の変化から自然と触れ合う機会が少なくなり、お米や野菜がどうやってできてきているのかさえも知らない子供達が増えてきている。(野菜や魚はパックやラップに入ってスーパーで売られているもの)また、クワガタ、カブトムシやホタルなど昆虫を見る機会も少なくなってきている。そのような子供達に田んぼや畑でのお米・野菜の栽培を通じ、自然環境の大切さや自然と人間との関わりを学んでもらい、同時に実体験を通して食の大切さをかんじてもらう。
ほ、ホーッ なるほど関心する。 同時に、自分らもこんな活動過去にやってきたやないか!! と、すぐ共感する。ともなれば、これは手伝うっきゃない!! と、周りの大勢の人達も巻き込んで、この活動がスタートし始めるのでした。 ど〜なることやら...。
ご意見・ご感想はこちらまで