メッセージ   2012年 6月 10日
 

「オンギジャンイコンサートを終えて」(哀歌3章22〜24節)

「私たちが滅びうせなかったのは、主の恵みによる。主のあわれみは尽きないからだ。それは朝ごとに新しい。『あなたの真実は力強い。主こそ私の受ける分です。』と私のたましいは言う。それゆえ、私は主を待ち望む。」

南王国ユダはバビロンによって滅ぼされ、捕囚の民となった。そのような中で記されたこの哀歌において著者は、完全に滅ぼされなかったことに主の恵みを覚え、いつかはわからないが、神様の働きを待ち望む信仰を持つことができた。

オンギジャンイを迎えてのコンサートを神様の祝福のうちに終えた。教会堂に人があふれて…ということにはならなかったし、チラシやポスターの効果も今のところ少しにとどまったように見える。しかし、私たちにとってオンギジャンイのコンサートにはもう一つの大切な期待があった。それは多くの祈りに裏打ちされた彼らの讃美を通して神様に礼拝を捧げ、私たちとこの教会堂を祝福していただくというものであった。

 目に見える形で、何か大きな変化が期待できるわけではないかもしれない。しかし、私たちは今回のコンサート(礼拝)を通して、神様の祝福や大いなる御心を確かに感じ取ることができた。主の恵み、尽きない憐れみによって、私たちの教会はこうして残され、小さいながらも歩み続けている。主を待ち望む信仰を大切にしたい。