2006/12/29

今年も色々な音楽と出会いながら、もう暮れてゆきます。
だんだん一年のサイクルが早くなってきていて
下半身に白髪が生えるのも時間の問題となってきました。

今年は、去年から続いていたニューウェーブリバイバルの余波が
まだまだ隆盛で、くだらないバンドも含めて
多くの新人バンドが出てきましたね。
レイト80's好きな方にも、今回のシーンは楽しみやすいのではないでしょうか?
(考え方によっては寂しい考え方だったりしますが。)

さて、一方で
ベテラン勢の新譜も割りと盛んに出た気がします。
シャックの新譜は今年一番好きなアルバムだと言い聞かせていますが
ロディ・フレイムの久々の単独来日や
色んなバンドの再発等往年のファンのにも嬉しいニュースも多々。

個人的には
喜怒哀楽全ての感情が露見した12月のイベントで
3度のメシより好きな音楽を見失いそうになりそうにもなりましたが
皆さんのメッセージ等に励まされた一年でもありました。
(イベント・レポのリクエスト頂きましたが、皆さんの記憶の中でお楽しみを。僕が選んだ28曲は大好きな曲であるとだけ明言しておきます。)



個人的な2006年最大のニュースは彼等が
再結成したこと。

解散したと思われる時から
3ヶ月に一回くらいは検索したりして何かニュースはないかなと調べたり・・・・。
(だってソロが出るって噂あったし。)
You tubeで再結成ギグの映像見た時、半泣きでした。(笑)

僕にとっては
(異論受けません。)
スミス解散後もっともスミス・イズムを継承しているバンドであると感じていて
(スミスを小便くさいネオアコバンドだと思ってる人には用はない。)
今年最後のレビューはこれしかないかと。

全ディスコグラフィーでのレビューも考えましたが
少し割愛しました。
(本当に少しですが。)

では、来年度もご贔屓に。
良いお年を!
















































MARION特集

VIOLENT MEN
( 1994 / ROUGH TRADE / CDS )



デビュー曲。

スミスのマネージャーでもあったジョー・モス(後にマリオンのマネージャーへ。)が発掘。
その流れでラフトレのジェフ・トラヴィスが気に入り晴れてデビュー。
(ただしラフトレからはこの一枚のみ。)
ジョイ・ディヴィジョンやスミスに影響されたが
マンチェ・ブームには全く興味が沸かなかったマンチェスターのバンド。
(硬派やわー。)

まだまだニューウェービーな楽曲ながら
アルバム未収ということでファンは必聴。

特筆すべきは
B面に初期の名曲
' Toys for boys ' が既に収められている点。
勿論ここだけのテイクでラフな演奏ながら
もはやビンビンです。


SLEEP
( 1995 / LONDON / CDS )



この頃は確かモリッシーのサポートアクトを努めてたりするらしい。
(見てえ!)

さらにこのシングルでのプロデューサーは
あのステファン・ストリート。

ハーモニカが心地よく
ステファンらしい仕上がりになっていると思う。

' Toys for boys ' と並ぶ初期の決定版。


TOYS FOR BOYS
( 1995 / LONDON / CDS )



勿体無い話だが
ステファンとバンドで衝突があり
(前作のみでアルバムまで持たなかったのが残念。)
この作品ではセルフ・プロデュースとなっている。
(よってタイトル曲は当然アルバムとは異なる。)

かなりアルバムに近い感じの仕上がり。

ボーカルのジェイミー少しづつ痩せてきた。


THE SLEEP ep
( 1996 / LONDON / CDS )




アルバム発表後のシングル。
タイトル曲は勿論アルバムVer。

経緯がよく判らないのだけど
94年録音のステファン・ストリートのプロデュースによる ' Violent men ' が収録。

もはや完全に痩せている。(笑)


SLEEP acoustic ep
( 1996 / LONDON / CDS )




上記シングルのCD2。
アコースティック・セッション3曲入り。
やっぱ ' Sleep ' たまらん!


THIS WORLD AND BODY
( 1995 / LONDON / CD )




今はすんなり聴けるのですが
当時は小型U2としての評価がつきまとい
個人的にものめりこむ事が出来なかったデビュー・アルバム。

全編パンキッシュな仕上がりで
とにもかくにもカッコいい。
ブリットポップ全盛時にこのサウンド。
ありえん!

ステファン版だとここまでソリッドじゃなかったんだろうね。
その辺りが衝突の理由だったのかな。


THE PROGRAM
( 1998 / LONDON / CD )




出る前から
これほど待ち遠しかった一枚はないくらい。

ここでバンドはプロデューサーにジョニー・マーを起用。
プロデュースだけでなく一部作曲やギターやキーボードでも参加しており
かなり彼も突っ込んだ形で制作したんじゃないかな?
押し引きというスキルの向上が著しい。

ジョニーも作曲クレジットに名を連ねる
先行シングル ' Miyako hideaway ' での唯一無比さ。
(ちなみに来日滞在時、都ホテルで書いた曲とか。)
モリッシーが歌ってもおかしくない ' Sparkle ' とか
僕にとっては全てが名曲。
最後の ' Comeback '
僕はいつ聴いても泣けます。
スミスのラストアルバムのようなピアノにギター。

ここでの来日公演。
暑いのに毛皮で登場したジェイミー。
一生の思い出です。
泣きました。


MIYAKO HIDEAWAY
( 1997 / LONDON / CDS )




前述の先行シングル。(CD2)
' Promise Q ' っていうジョニーが作曲に関っている曲が売り?
インストですけど。


SPARKLE
( 1998 / LONDON / CDS )



僕の記憶だと
アルバムは国内盤が出たものの
なかなか輸入盤が出た記憶がなくって
(今は輸入盤も見ます。)
何か変なことに巻き込まれたのかなと思っていたら
バンドもここまでだった。
(契約か?)

このセカンドアルバムからのセカンドシングルも日本でしか発表されていません。
それでなくてもアコースティックな
表題曲のアコースティックVerとか入っています。

多分ジョニーの提案だったのか
トーキング・ヘッズの ' Psycho killer ' のカバーも収録。


来年は新作を発表してくれると信じているよ!


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