犬の皮膚組織球腫

 

どんな腫瘍?

 

犬の皮膚組織球腫は、若齢の頭部に比較的多く発生します。

良性の腫瘍ですが、急速に大きくなることもあります。

特徴的な肉眼所見があり、赤く、ボタン上で、苺様とも言われます。

診断は?

 

発生年齢、発生部位、肉眼所見、細胞診所見に特徴があるため、

それらの所見をあわせると多くが切除しなくても診断可能です。

治療は?

 

教科書には切除と書かれていますが、

皮膚組織球腫のほとんどは約3ヶ月で自然消失するため、第1に経過観察とします。

数ヶ月経っても消失しないもの、自壊・出血があるものに対し外科的切除を考慮します。

 

トップに戻る