放射線治療

常用電圧放射線と超高圧電圧放射線の違い

 

超高圧電圧放射線(メガボルテージ放射線)

・組織への浸透性が強いため、深部への照射が可能

 鼻腔や体腔内腫瘍に強い

・一部の装置では、β線の照射が可能(麻布大学では手術中に照射)

・特殊な資格が必要(第1種放射線取り扱い主任者)

・施設が限られる

常用電圧放射線(オルソボルテージ放射線)

・組織への浸透性が低いため、深部に届きにくく、

その分皮膚への障害が出やすい

・骨への吸収が高く、骨への障害が出やすい

・特殊な免許が不要

麻布大学では、まずCT撮影を行い、線量分布の計算を行い、

多方向から放射線照射を照射したり、

(放射線を可能な限り正常組織に当てず、腫瘍にたくさん当てるために)

外科で摘出した部位に、術中に放射線を当てるなど、

多角的な治療を行っています。

 

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