テレビを使ったおもちゃ(ゲーム機やピコ)の
 ○ ゲーム機の位置を変えたりしたときに画像や音が出なくなる。
 ○ ゲーム機にショックを与えると症状が出る。
などといった症状は、
 1 ゲーム機をテレビとつなぐケーブルや電源コードに起因するもの
 2 ゲーム機やピコ本体のビデオ・オーデオ出力端子、電源端子に起因するもの
 3 本体とソフトの接触不良に起因するもの
などが主な原因となっております。
 
点検や修理の方法は
 ○ ケーブルを変えてみる(ビデオデッキのケーブルと同じ)
 ○ テレビにつないだままで各端子をさわってみて、画像や音の変化を確認する。
  (端子がぐらついている場合は、基板の半田付けが割れている可能性あり)
 ○ ソフトの入れ方によっと時々作動することがある場合、ソフトの基板端子をアルコールを付けた綿棒で清掃する。ピコの場合、専用のクリーナー(300円くらい)が市販されています。
 
  このようなケーブルやコード、各端子が故障に至った原因のほとんどが乱暴な取り扱いによるものです。
  ケーブルの取り外しは、根本のコンセント部分を持って1本ずつ抜き取りケーブルを引っ張って抜く事はしないようにしましょう。
SEGA ピコの修理
症状 原因及び修理方法
スイッチを入れるも起動しない スイッチを入れたところテレビ画面が一瞬白く変化するも起動しない。本体側ACアダプター端子を点検するとぐらついている。早速分解し端子をレンズで拡大してみると半田が割れており、半田付けをやり直して電源をONしてみると正常に起動した。
(原因)
半田が割れたことによる、通電不良。スイッチを入れたとき一瞬テレビに変化が見られるが、これは、ビデオ変換回路が少ない電流で働くためでソフトを起動する段階になって大きな電流を必要とするため起動しなかったものと考えられます。このような半田割れの原因は、端子基板に外部からの不要な力が加わることで発生します。
接続する各端子の取りはずしは慎重にしてください。
○ 画像が出るが音が出ない
○ 音が出るが画像が出ない
ほとんどの場合、本体側のビデオ又は音声端子の半田割れやテレビへの接続ケーブルの断線が原因です。各ケーブルの導通テストや各端子を指で揺すってみて変化を見るなどして審査してください。
たまに起動する 本体側、ビデオ端子・音声端子・電源端子と接続の各ケーブル(導通テスト)を点検したが異常なし。
ソフトの端子(基板)と本体側ソフト受側の接点を専用クリーナー(300円位で市販されている)で研磨し、本体にソフトをセットして電源ONすると正常に作動した。
(原因)
ソフトの接点及び本体側受側の接点が汚れていたため起動しなかったものと考えられる。長期間使ってない場合、接点に酸化膜が出来て導通不良になる場合が多い。スーパーファミコンも同様の故障がある。
ここに書かれている修理方法は、今までにおもちゃ病院のスタッフがやってきた修理の内容です。このようにすれば一応修理ができたという結果から記載しております。
なお、修理方法のすべてが正しいとはいえません。修理をされる場合は各自の責任において修理されることをお願いします。

よくある故障と修理方法