時代が世界語を欲している
21世紀になって、英語は本当に身近なものになりました。国内で生活していても、生活の様々な局面で英語の知識が必要です。あふれる情報を取捨選択し、日常生活をスッキリさせるために、英語の知識が役立ちます。生活を楽しむためにも英語は必須です。
世界の人口約73億人のうち、英語話者の数は15億人。うち3.8億人が第一言語として英語を使い、11.2億人が第二言語
/外国語として英語を使っています。(http://blog.etn.co.jp/english-population/455.html)
このような状況は、英語が国際語から世界語へと変貌しつつあるという大きな背景の中で現れてきているのです。
国際語から世界語へ進化する英語
英語は世界語だから、日本人どうしでも積極的に英語を使っていこう―これがNew
Bilingualismの主張です。自分たちで使いながら向上させていく。その過程でマスターする。オリジナルな表現も開発して世界に発信していく。
国際語から世界語へと進化しつつある英語は、日本人の間でも流通するのが自然です。日本は世界の外にあるのではなく、世界の一部ですから。
日本人どうしは日本語、外国人と話すときは英語―これが従来の考え方です。日本人どうしが英語で話してもいいし、日本語で外国人と話してもいい―これが新しい考え方です。
英語をわれわれの第二言語にしよう
私たちの第一言語である日本語は、これからも大切に保持していかなければなりません。それに加えて英語を世界語としてとらえ、第二言語として、私たちの間でも闊達に使っていく時代が来ているのです。
日本人の間に英語も流通すれば、日本の社会はエネルギッシュでフレキシブルになります。グローバル化した世界で
日本人が活力を保つためには、日本語と世界語の両方ができたほうがよいのです。従来のバイリンガリズムは、この要求に答えることができません。
ごく一部の人しかバイリンガルになれないからです。語学に秀でた人々か、親の仕事などが原因で英語圏に住む機会を得た人々です。
New
Bilingualismは、この要求に答えることができます。多くの日本人が、日本で生活しながら、英語を使いこなすことができるようになるからです。
世界語型の習得が理想
第二言語習得には二つの型があります。移民型と非移民型です。移民型の一例は
アメリカへ移民する人たちの英語習得です。その場合、第二言語習得はアメリカ文化への強い同一化と手をとりあっています。第二文化習得を含んでいるわけです。非移民型の例は、インドやシンガポールの人々の英語です。英語が国内コミュニケーションにも使われます。自分たちの文化を基盤にして英語を使っているが、発音や文法が独自なものになりがちです。
私たちは移民になるわけではありませんし、日本の社会はインドやシンガポールなどの社会とは異なります。したがって、両方の型からよい点を学び、
第三の型、世界語型の第二言語習得へと洗練させていくべきです。非移民型に学んで、日本の文化と、日本人としてのアイデンティティ
に基づいて英語を流暢にあやつる能力を高め、移民型に学んで、文法と発音は国際標準から逸脱することなく、きちんと習得するのです。
言いかえれば、移り住む国の文化に自己同一化していくような学び方は必要ないし、文法や発音であまり独自化してはいけないということです。
世界語型の習得はNew
Bilingualismによって可能になります。英米で使われている英語を常にモニターしながら、日本人の間で、英語で質の高いコミュニケーションを実現させるからです。そうすることにより、英語がより公平な世界語になっていくことに貢献することもなるのです。
So, why don't you start
right now with your friends, acquaintances,
classmates, or coworkers? We might as well
speak English among ourselves! |