自転車歴

 30歳になった1992年の夏、息子のお宮参りのために新調したスーツはやや肥満タイプだった。体力の低下も感じていたので自転車通勤(9km)を試してみた。 会社が山の上にあることもあって、行きはきつかったが続けられそうだった。そこで同僚のロードバイク乗りに相談して、 ランドナー(フジオリンピック650A)を購入。これが大正解で、今まで車でしか考えられなかった琵琶湖一周や、紀伊半島縦断、伊勢などへ自転車で行った。
 しかしその後、部品供給に不安があるランドナーを通勤専用にするため、妻の理解もありツーリング用にサス付きの クロスバイク(ブリジストン クロスロード700C)を購入した。
 98年の夏、親戚のM氏(R&Mレーシング) に誘われてシマノ鈴鹿に初挑戦。ビギナーの2周で、心臓が破裂する思い(最大心拍189)で走ったにもかかわらず2周目に集団からちぎれた。自分はレースに向いていないと思ったが、秋に地元で開催されるけいはんなロードに再挑戦する。鈴鹿のような苦しい思いをしたくなかったので、ローラートレーニングを試した。トレーニングの効果は絶大で、20位以内に入ったのには自分でも驚いた。
 これに気を良くして、99年5月に美山ロードに出るが、峠であっさりちぎれる。レースに峠は不可欠だと思うが、重いクロス車はハンディが大きいのでは?と感じて、これまた妻の理解もあり ロードバイク(ビアンキ105ヌーボー)を購入した。その後、オン、ややオフを問わず家族を道連れにホビーレースに出るようになるが、2000年に入って当時小1の息子もレースに出たいと言い出した。
 2000年2月の関西クロス最終戦、会場の希望ヶ丘へ車を走らせていると、30年前のことが思い出された。あの大きな川は、この 野洲川だったんだろうか。

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