白く輝く歯は大切なお子さんの財産です。長い人生を健康で豊かに過ごすためには、歯が健全であることが、重要な条件のひとつです。お子さんが自分の力で歯を守れるようになるまで、大切に守り育てていくことがお母さんの重要な仕事になります。小児歯科はむし歯を治療するだけでなく、お子さんの健やかな成長を歯科医の立場から支援し、お母さんといっしょになって健康で丈夫な美しい歯を育てていきたいと考えています。 |
●むし歯を防ぐ3つの条件● |
むし歯は、大切な歯の働きや形をそこなう、一番の大敵です。またむし歯が多いと将来歯並びが悪くなる可能性も高くなります。むし歯にならないためには、3つの条件があります。この条件がそろえば、むし歯はほとんどできなくなります。 |
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●健全な歯をつくる子育てのポイント● |
●おなかに赤ちゃんがいるときからバランスの良い食事を心掛ける。
●乳を吸う運動はかむ運動の基礎になるので、できるだけ母乳を中心に育てる。 ●離乳食はとても大切です。栄養バランス良い食事を心掛け、味付けは薄く、甘いものは与えすぎないよう、注意する。 ●乳歯は、永久歯が健全で正しい歯並びで生えるためのリード役。大切にしましょう。 ●歯並びやあごの形に影響を与えるので、2歳を過ぎたら指しゃぶりをなおす。 ●規則正しい生活習慣を身につける。 ●栄養のバランスのとれた食事をする。歯ごたえのある食べ物を多くする。 ●おやつは、時間と量を決めて3回の食事でとりきれない栄養分を補う。 ●よくかむ習慣を身につける。よくかむことで丈夫な歯になり、あごの発達をうながします。 ●歯みがきの習慣を身につける。 |
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●健全な歯づくりQ&A● |
【Q】生えはじめの歯はなぜむし歯になりやすいの?
【A】歯はだ液に含まれているカルシウムやリン、フッ素などが表面のエナメル質からとけこんで、次第に硬くなります。また、歯の内部でも変化がおこってきます。生えはじめたばかりの歯はまだ未成熟な状態なのでむし歯になりやすいのです。 【Q】おやつにはどんなものがよいの? 【A】甘いものである必要はありません。軽食などでもOKです。できれば歯につきにくいものにしましょう。 【Q】歯ブラシはどんなものを選べばよい? 【A】お子さんが口の中で歯ブラシを自由に動かしやすい大きさで使いやすく、力を入れてみがける様小さめなサイズで、毛先も短かめなものを選びましょう。分からなければ歯科医に相談しましょう。 【Q】フッ素はどんなはたらきをするの? 【A】フッ素は硬くて丈夫な歯をつくるはたらきがあり、むし歯になりにくくします。いろいろな使い方があるので、詳しくは歯科医に相談してください。 |
当院では、初診ではいきなり治療するのではなく、まずお子さんにどのような機械を使用するのか マネージメント(お話)から行って、歯科恐怖心というものを軽減させるよう努めております。 また、そのため治療回数が少し多くなることもあります。 |