テレビや雑誌などで建築家がデザインした家が取り上げられたりします。 そんなこだわりの家はほとんどの場合、施主が設計事務所に直接依頼しています。 設計事務所に直接依頼するメリットは設計者が何のしがらみもなしに自由な発想で敷地に適した家をデザインすることです。 もちろんデメリットもあります。 野心満々の設計者の場合、一方的に生活スタイルや使う家具、家具の配置まで押し付けた設計をするときがあります。 こだわりの家を設計事務所に依頼するときは雑誌やインターネットでなるべくたくさんの情報を集め、自分の理想に近い家をデザインし、なおかつ個人的な価値観や年代の近い設計者を慎重に選びましょう。 依頼をすると最初の打ち合わせで家族構成、予算、理想の家、理想の生活スタイル、こだわりのポイントなどを正確に伝えます。 後日、設計者がスケッチやラフ模型を提示してくるのでさらに一歩進んだ打ち合わせに入ります。 こんな感じで何回も打ち合わせをし、序所に建物の全体像が決まっていきます。 最初の打ち合わせから最終的に設計が終わるまで施主と設計者はひたすら打ち合わせを繰り返します。 設計期間はほとんどの場合一ヶ月以上はかかります。 設計が終了してそのデザインで納得すれば正式に設計事務所と契約します。 契約後は設計者が施主の代理人になります。 このあとは代理人である設計者が工務店に見積もり依頼し、交渉します。 (工務店はどこに依頼しても自由です。) 肝心なところは施主にも相談します。 工事金額が決定すると工務店と工事の契約をします。 工事が始まると代理人である設計者が現場の進み具合や工事内容をチェックします。 (設計監理) ときどき施主も現場に行くほうがよいでしょう。 いくら入念に設計の打ち合わせをしても実際のスケール感は現場に行かなければ分かりません。 違和感や疑問点があれば遠慮なく設計者に質問しましょう。 変更してほしい箇所がある場合も遠慮なく言いましょう。 工事に変更はつき物です。 逆に設計者のほうから変更の相談がある場合もあります。 施主も設計者も「いいものを創りたい」という思いは同じです。 工事中も定期的に打ち合わせをすべきでしょう。 完成後は引渡しの前に内外のキズや汚れなどをチェックしておきましょう。 排水経路も確認しておきましょう。 <チェックポイント> ・設計者を 慎重にえらぶ ↓ ・雑誌やインターネットなどで情報を集める ・理想、こだわりなどを正確に伝える ↓ ・設計の基本になるので重要 ・入念に設計の 打ち合わせ ↓ ・後悔しないためにも行動を惜しまない ・設計に関して少しでも疑問があれば質問 ↓ ・納得するまで聞く ・工事金額をチェック ↓ ・各項目別に確認、 疑問点は質問 ・工事中の現場に行く ↓ ・実際の各部屋の広さを体感 ・工事中も打ち合わせ ↓ ・疑問点は質問、 変更などの相談 ・引渡し前のチェック ↓ ・キズや汚れ、設備器具の取り扱い、排水経路の確認 トップ |