岡建築設計事務所トップ → エッセー → だんじり小屋 |
現代の一般的なだんじり小屋は切妻屋根の鉄骨二階建てで妻入りの開口部はシャッターになり、
二階に装飾品などを保管するようになっています。使い勝手は合理的で便利になりましたが
無機質でぬくもりがなくなっていくような寂しさを感じます。
祭りが遠のきだんじりが恋しくなった時期に木製扉の節穴からこっそり覗いたり、
祭りが近づいていよいよ扉を開けるときのドキドキ、
そして何より扉を開け広げたときのあの独特のにおい。
岸和田の子供のだんじりの思い出はだんじり小屋から始まります。
現代のだんじり小屋は今の子供たちにどんな思い出を残すんでしょうか。
今もあのにおいは残っているんでしょうか。