◆紀州街道

だんじり祭りのとき、だんじりは決められたコースを曳行します。

その道のほとんどが近年になって整備された広い道路で、見物人が安全に祭りを見ることができ、曳き手にとっても最高のパフォーマンスができるようになっています。

しかし一部だけ、昔ながらの道がコースにあります。
それが岸和田を横断する紀州街道です。

この幅員は対向する自動車がやっとすれ違えるほどの広さです。

この道でもだんじりが全速力で駆け抜け、槍まわしもします。
となると必然的にだんじりと建物の接触も多くなります。

とくに槍まわしが行われるコーナーの外側の建物や電柱は、毎年2日間の祭りで何回もぶつけられます。

そして毎年修復してリニューアルされます。これも立派な祭りの名物の一つです。

この紀州街道は一部が保全地区に指定されていますが、全体的に古い建物が残っていて、今でも50年代〜70年代の面影を残す商店が多く並んでいます。

いっそのこと岸和田の紀州街道全体を保全地区にできないものでしょうか。

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