飛騨高山城レポート
落城日 2007年4月28日(土)
落城者 ばんちゃん 以上1名
【飛騨高山城の歴史】
高山城は、永正年間に高山外記によって城山山頂部に城が築かれ、当初は天神山城と呼ばれた。
1585年(天正13)、豊臣秀吉は越中富山・佐々成政を攻め、その際、越前大野城主金森長近に飛騨の三木自綱攻略を命じ、
松倉城(高山市)を攻め落として飛騨を平定した。
翌年、長近は秀吉から与えられて、飛騨3万3千石の国主として入府する。
長近は、当初、鍋山城(高山市)を居城としたが、天神山古城に城を築くこととし、天正16年から慶長5年(1600)の13年間で
本丸・二の丸を完成させ、以後3年かけて三の丸が築かれた。
1692年(元禄5)、金森氏6代頼時は羽前上山(山形県上山市)へ転封(5年後の元禄10年、美濃郡上八幡に転封)となり、
飛騨は徳川幕府直轄領となる。
城は、加賀金沢藩主前田綱紀が城番を命じられ預かったが、維持管理に困窮した加賀藩の要望もあり、1695年(元禄8)、
幕府から破却命令が出され、城番前田家によって徹底的に破壊され廃城となった。