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 EPS工法とは大型の発泡スチロールブロックを盛土材料や裏込材料として建設工事に適用する工法です。軽量性、自立性を利用して次のような利用がされています。

急傾斜地での拡幅盛土
 現在の道路を極力通行止めにしないで道路幅を広げることができます。
 杭とアンカーの施工さえ済めば、EPSブロックは軽いので比較的短時間で積み上がります。
 擁壁工事に比べて掘削の影響範囲が小さくてすみます。



橋台背面の裏込
 橋台背面に適用することで、橋台に作用する土圧を少なくすることができます。
 背面EPSを両直壁にすることで、任意の位置に橋台を設置することができ、盛りこぼし部の用地確保を少なくすることができます。
 擦り付け区間のEPSはアンカーなどで斜面に固定されているので滑り落ちる心配はありません。


盛土の嵩上げ
 軟弱地盤に盛土をする場合、完成後の沈下が問題になる場合があります。本体の沈下のみならず周辺地盤を巻き込んだ沈下が発生することもあります。
 完成後の荷重が施工前の荷重よりも大きくならないように軽量なEPSを設置します。
 EPSの強度の検討はもとより、施工時に浮力を受けないように仮設排水の設置を計画したり、完成後の浮き上がりに対する安全性を検証します。





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