南荒神社

相生市に残る宝永三年(1706)提出の「高反別永荒諸色指出」によれば「荒神境内 二杜共小松少し御座候」と書いてあるが、此の文しか書きしるされているものはない。
二社とは上町荒神社と南町荒神社であろうと思われるが、古池は相生村の枝村であったため、古池荒神社もそれに当てはまることになるが定かではない。なお相生地番の一番地は古池から始まっている。
南町荒神社の例祭は8月に行われ、豆力士が花を添える。戦後しばらくは相生地区にも多くの相撲場があったが、現在残っているのは南荒神社のみ。昭和15年に紀元2600年を記念して作られた神明造りの屋根を持つ土俵場は老朽化が進んだため、平成16年に再建された。