金魚の種類はいったい何種がありますか、と聞かれても正確の数字が誰でも知らないはずです。
 原因は次の通りだと思います。

 第一は居ても流通してないものもいる。
 第二は新種がいつでも作られる。
 第三は絶滅になるものもいる。
 第四は分類の仕方が統一してない。
 第五は名前の不統一である。

しかし、現在、おおざっぱに考えるとだいたい特徴によって、品種が決められています。

 例として、下記の条文を参考

体型の違い:(和金、琉金)(ライオンヘッド、ランチュウ)(地金、六鱗)

色の違い:(キャリコ、琉金)(茶金、青文魚、オランダ獅子頭、東錦)(黒ランチュウ、ランチュウ)(桜錦、江戸錦、ランチュウ)(ミューズ、土佐金)(地金、江戸地金)

鱗の違い:(ランチュウ、桜錦)(琉金、パール)

花房の違い:(オランダ獅子頭、伊勢花房)(中国花房、ライオンヘッド)

花房の形の違い:(花房、四球花房)

目の違い:(琉金、出目金)

水泡の位置の違い:(水泡眼、頷泡)

水泡の形の違い:(四水泡、水泡眼)

肉瘤のあるかないか:(浜錦、パール)(らんちゅう、南京)

目の方向の違い:(出目金、頂天眼)

頭の形の違い:(大阪ランチュウ、ランチュウ)

目の色の違い:(アルビノオランダ、オランダ獅子頭)

鰓の形の違い:(翻鰓水泡眼、水泡眼)

尾鰭の形の違い:(琉金、たまさば)(出目金、蝶尾)(朱文金、ブリストル)(京錦、江戸錦)

鰭の形の違い:(姉金、コメット)

背鰭のあるかないか:(オランダ獅子頭、弘錦)(鵞頭紅、丹頂)(水泡眼、?旗水泡眼)

 金魚のそれぞれの特徴の部分を整理して、以下の通りです。

金魚の色は紅、丹頂、白、紅白、橙、黄、黄頭、十二紅(六鱗)、墨、黒、熊猫(白黒)、喜鵲花、紫(茶)、藍(青)、紫藍花、三花、四花、五花(
日本では、体型によって色々な名前が付く朱文、江戸、京、キャリコ、三色、東)など18種であります。

瞳の色は普通の色、兎眼(アルビノ・赤目)、鴛鴦眼(両瞳の色が違い)の3種。

目の形は普通眼、水泡眼、龍睛、蛤蟆眼、朝天眼(望天眼)、灯泡眼、瑪瑙眼、 棋子眼、牛角眼の9種

鼻孔褶の形は普通、絨球(球、綉球)2球、絨球(球、綉球)4球の3種

水泡の場所は目、口の下の2種

頭の形は高頭、帽子、獅頭(獅子頭)、鼠頭、尖頭、虎頭、鵝頭の7種

鱗の種類は普通鱗、珍珠鱗、透明鱗、網透明鱗、半透明鱗の5種

鰓蓋の形は普通鰓蓋、翻鰓の2種

背鰭は有、無の2種

尾鰭形は鮒尾、燕尾、鳳尾、大尾、小尾、蝶尾、扇尾、長尾、短尾、垂尾、三尾、四尾12種

金魚の種類は理論上には以上の各部分の特徴の組合せで、新品種ができる。

色(18の中種類として使用されたのは12)目の形(9の中種類として使用されたのはの8)鼻孔褶の形(3)水泡の場所(2)頭の形(7)鱗の種類(5)鰓蓋の形(2)背鰭(2)尾鰭形(12の中種類として使用されたのは10)

 従って、単純に計算すると12×3×8×3×2×7×5×2×2×12=2,903,040種である。

いろいろを調べてみました。以下の品種(=名前?)があります。

コメット系:コメット、山形金魚、朱文金、ブリストル、シルク桜、スケルトン金魚、ローラ、桜朱文金、平成大和、小金錦、金蘭錦、和金、姉金、地金、六鱗、シャチ、孔雀、

琉金系:琉金、和唐内、和蘭獅子頭、東錦、オーロラ、丹頂、伊勢花房、茶金花房、茶金、青文魚、羽衣、桜琉金、桜琉金、江戸茜、紅白竜、三色オランダ、イエローオランダ、長州オランダ、ジャンボオランダ、桜東錦、羽衣、桜東、土佐金、ミューズ、パール、浜錦、ピンポンパール、高頭パール、

ランチュウ系:南京、ランチュウ、黒ランチュウ、青ランチュウ、大阪ランチュウ、桜錦、京桜錦、京錦、江戸錦、絣江戸錦、弘錦、津軽錦、秋錦、銀秋錦、青秋錦、羽衣秋錦銀魚、白鳳、鵞頭紅、ライオンヘッド、頂天眼、頂天花房、中国花房、水泡眼、銀水泡眼、黒水泡眼、キャリコ水泡眼、絣水泡眼、丹水、

出目系:赤出目金、黒出目金、蝶尾、パンダ、 レッサーパンダ、キャリコ出目金、出目丹頂、出目パール、柳金魚、竜眼パール、茶パンダ、黒出目金、赤出目金、柳出目金、丹頂出目金、アルビノ出目金、三色出目金、出目パール、




 現在、主に飼われている品種の特徴などを以下に説明します。


和金(わきん)

和金といっても、日本本来のものではなく、およそ500年ほど前、中国から琉金などとともに日本にやってきたと言われています。金魚掬いでもお馴染みの品種で、最も一般的な金魚です。かつてはコガネウオと呼ばれ、江戸時代に金魚といえば主に和金を指しました。体型は流線型で先祖の鮒に最も近く、尾鰭を除いて、あまり改良されていません。尾鰭は鮒尾が基本ですが、三つ尾、四つ尾、桜尾もあります。体色は赤、白、更紗です。鮒尾で白色のものは、価値が低いとされています。丈夫で飼育しやすく、入手も簡単です。

朱文金(しゅぶんきん)

日本産で、三色出目金と和金の交雑種と言われます。体型は鮒に似ていますが、尾鰭は長く伸びる吹き流し尾です。また、虹色素細胞がない透明鱗を持つため、体色は赤、黒、紫、青、白などがまだらに出る雑色性(キャリコ)となります。丈夫で飼育しやすく、入手も簡単です。近い品種のブリストルというのはイギリス・ブリストル地方で作られた金魚で、尾鰭が大きくて、垂れないハート型です。

コメット(彗星,Comet

アメリカで作られた金魚です。日本から渡った琉金から出たとも、和金と琉金の雑種であるとも言われていますが、体型は和金や朱文金にそっくりです。動きも敏捷です。しかし、鰭はどれも和金より大きく、尾鰭も吹き流し尾となります。コメットの名は、この長い尾鰭を引いて素早く泳ぐ様子をコメット(彗星)に喩えたものです。体色は赤か、更紗です。体色の赤色は他の金魚よりも綺麗です。丈夫で飼育しやすく、入手も簡単です。山形金魚はコメットと似ていますが、腹の部分は白という制約があります。

地金、六鱗、孔雀(じきん、ろくりん、くじゃく)

1958年3月11日に「四尾の地金」が愛知県天然記念物に指定されました。和金の突然変異を固定したもので、古くから名古屋地方などで飼育されていました。体型は和金に似ていますが。尾鰭は孔雀尾と呼ばれる独特のものです。泳ぎを止めると、尾鰭がぱっとX字状に開き、体軸と垂直になります。現在、「四尾の地金」と「六鱗」に分かれて全く違う品種の魚のようになったようです。地金は「短く・太く。体高が高い」、その基準は体長100:体高60―65であります。そして、背鰭の先と尾鰭の間に隙間がありません。六鱗は「細長い柳葉のような体型のもの」です。詳しくは地金のホームページを参照してください。体色は更紗ですが、六鱗(体色は白、口元、鰓蓋、各鰭が赤い)が標準とされます。しかし、六鱗は自然にはなかなか生まれません。そのため、手術や薬品によって、色を整えることがよく行われます。飼育が難しいと誤解されて、多分、六鱗に調色できないからのでしょう。調色できた地金を普通に飼ったら、他の金魚と同じで、弱いとか、飼い難いとかないでしょう。

琉金(りゅうきん)

中国生まれで、琉球を経て日本に入ったため琉金の名がついたと言われていますが、いまでは和金とともに日本金魚の代表です。頭が小さくて、口先が尖っていて、背中が盛り上がって大きく曲がり、腹部も丸く膨らんで、横から見るとほぼ球形です。優美な体型が現代のガラス水槽に一番似合う金魚です。鰭は長く、特に三つ尾、四つ尾、桜尾となる尾鰭は優雅です。体色は赤、白、更紗の三タイプですが、白は価値が低いとされます。更紗は模様が左右対称で各鰭に赤がのり、腹部まで赤模様のあるものが好まれます。すばやく泳ぎません。現在、中国には尾鰭の小さい(短尾)琉金も生産されています。飼育は難しくなく、入手も簡単です。

キャリコ(キャリコ琉金、Calico

日本産で、三色出目金と琉金の交雑種です。体型や鰭は琉金によく似ていますが、透明鱗を持つため体色は赤、青、黒などの雑色となります。入手しやすく、飼育も難しくありません。なお、キャリコは英語のCalico(更紗、まだら)で金魚の場合、透明鱗によって雑色となるものをすべてキャリコといいます。

土佐錦(土佐金、とさきん)

1969年8月8日に高知県の天然記念物として指定されました。江戸時代に琉金から淘汰、選別して、作られたと言われます。土佐で生まれ、いまも高知県などの愛好家の間で飼育されています。姿は琉金に似ていますが、背中は琉金みたいに盛上がってなく、尾鰭は独特の反り尾です。尾の付け根の広がっている鱗の部分は金座(銀座)といい、尾鰭とともに観賞のポイントです。泳ぐ牡丹とも言われています。体色は赤、白、更紗ですが、褪色が遅いため鉄色(赤みを帯びた鮒色)のものは少なくありません。一時、絶滅が心配されましたが、飼育や繁殖は難しく、手に入ることはやや難しいです。兎に角、入手してから、一週間が一番大事で、水合せして、餌もやらないようにするのは肝心です。

出目金(でめきん)

400年ほど前中国らか渡来したとも、明治になって入ったとも言われます。体型や尾鰭は琉金に似ていますが、名前が示すように目が大きく横に飛び出しています。体色によって、黒出目金、赤出目金、三色出目金に分かられます。原型は赤出目金ですが、黒出目金の方は価値があります。手に入れるのも簡単です。なかには尾鰭が大きくて、広がるとまるで蝶々のような変異種は蝶尾と呼ばれます。そのなか、また色がパンダみたいな白黒模様のものはパンダと呼ばれるものもあります。すべてにおっとりしていて、ほかの金魚のように群れをつくることがありません。目が傷付きやすいという欠点はあるものの、飼育は言われるほど難しくはありません。

和蘭獅子頭(オランダシシガシラ)

琉金の突然変異だろうといわれています。和蘭の名は、中国から長崎に伝わったため、外国生まれであることを表しただけというのが通説です。この金魚の特徴は頭部の肉瘤で、三つ尾、四つ尾となる尾鰭が体長ほどに伸びることです。体色は赤、黄金色、更紗などです。最も美しい金魚とされていますが。大きく育ちます。入手は楽です。飼育もそれほど難しくありません。

東錦(あずまにしき)

日本産で、和蘭獅子頭と三色出目金を交配したものです。姿は和蘭獅子頭によく似ていますが、体色は三色出目金のように赤、黒、青などの雑色性となります。美しい金魚で、愛好家の間では、肉瘤が赤いものが良いとされます。入手は難しくありませんが、初心者向きではありません。

鼻房(はなふさ、花房)

鼻孔摺(鼻の先)が房状に大きくなって鼻房か、花房と言う名が付きました。日本産は和蘭獅子頭の突然変異を固定した品種です。伊勢花房とも言われています。中国産は背鰭がなく、房が丸く大きいです。中国花房という名で流通しています。中国名は絨球、繍球です。尾鰭はたいてい四つ尾です。体色は赤、更紗、雑色性の三タイプです。飼育も入手も難しくありません。

パールスケールpearl scale珍珠鱗)

戦後に中国から輸入され、日本も生産されるようになりました。いわゆる中国金魚と呼ばれるものの一つです。しかし、そのルーツは中国金魚がインドに渡って、そこでパールという変種ができて、そして、また中国に戻って一つの新品種として珍重されるという伝えがあります。真偽が分かりませんが、今は、中国産として認められます。スケール(scale)とは鱗のことで、鱗一枚一枚に石灰質が付着して半球状に膨らんで白くなり、真珠(中国語は珍珠)のようになります。体色は赤、更紗、雑色性といろいろです。体型は上から見て口が尖って、腹が大きく膨らんでいます。この頃、ピンポンパールという名で売られています。野球ボールぐらいに大きくなります。なお、真珠状の鱗は一度取れると再生しますが、(他の金魚と同じ鱗)元のように戻りません。頭に水泡状の肉瘤がついているのは皇冠珍珠(浜錦)というのです。

丹頂(タンチョウ)

中国金魚です。頭部に肉瘤があって、姿は和蘭獅子頭に似ていますが、体や鰭が白く、肉瘤だけが赤いです。名前はこの様子を丹頂鶴に喩えたものです。背鰭のないものもいて、このタイプは紅頭魚あるいは鵞頭紅と呼ばれます。尾鰭は三つ尾か、四つ尾です。入手も飼育もさほど難しくありません。同じ色パターンで背鰭のないものは鵞頭紅といいます。

青文魚(せいぶんぎょ)

中国金魚です。頭部に肉瘤があり、姿はやはり和蘭獅子頭に似ていますか、体色は青み帯びた淡い黒です。三つ尾か四つ尾で、見事に長いため、羽衣の別名もあります。飼育は難しくありませんが、入手し難い品種です。

銀魚(ぎんぎょ)

中国金魚です。日本産金魚にはない珍しい体色をしていて、青みが掛かった銀色ないし黒です、なかにはほとんど白色の白銀魚もいます。体型は青文魚に似ていますが。背鰭はありません。また、頭部の肉瘤は大抵なく、あっても小さいものです。三つ尾か四つ尾で、発達せず、長いものよりも短いものの方が多くなります。飼育は難しくありませんが、入手し難い品種です。

茶金(ちゃきん)

中国金魚です。中国では紫魚(ツゥユゥイ)と呼ばれていますが、体色は鈍い茶褐色あるいは赤褐色で、チョコレートオランダの別名もあります。青文魚同様、日本人が金魚に抱くイメージとかけ離れた色の金魚です。体型は、琉金に似たものと和蘭獅子頭に似たものがあり、後者には頭部に肉瘤があります。尾鰭や背鰭などは長く、特に三つ尾か四つ尾は見事です。飼育は難しくなく、大きく育ちますが。入手はやや難しいようです。

ランチュウ、卵虫(らんちゅう)

江戸時代に中国から渡来し、その後日本で改良されました。体型は筒型ですが、やや細い小判形と丸みを帯びて楕円形になるものの2タイプがあります。背鰭がありません。大きく短い尾鰭は三つ尾、四つ尾、桜尾があります。頭部には普通見事な肉瘤があり、この肉瘤が赤いものを獅子頭、肉瘤が特に頭頂に発達するものを頭巾(兜巾)、鰓蓋に発達するものをオカメ、肉瘤が発達しないものを丸子と呼んで区別します。体色は赤、白、更紗などで、どの色にも金属的な光沢があります。堂々とした貫禄、頭部に見事な肉瘤、全体重量感があって、金魚の王様と言われ、各地に愛好会がありますが、飼育はとても初心者の手には負いません。入手は簡単です。また、現在、江戸錦、桜錦という色違いの派生種があります。飼育はランチュウと同じです。

南京、出雲南京(なんきん、いずもなんきん)

1982年6月18日に島根県の天然記念物として指定されました。丸子の地方変種です。島根県の出雲地方で保存されています。肉瘤がなく、頭部が少し尖っています。尾鰭は四つ尾で、切込みが尾鰭の半分以上が標準としています。体色は頭部や鰭などに赤が入る白勝更紗か白一色となります。六鱗は理想とします。清楚なる気品が女性的に感じさせられます。入手はやや難しいです。

観賞の標準     (六鱗=ろくりん:各ヒレ、口先、エラ蓋が赤く、胴体が白の金魚の模様)

江戸錦(えどにしき)

日本産の金魚です。ランチュウと東錦を交配して作られました。体型はランチュウ型で背鰭はありませんが、体色は東錦のように赤、黒、青などの雑色です。尾鰭は三つ尾か四つ尾です。新しい金魚で、今偶に、結構形のいいものが見られるようになりましたが入手は難しいです。

頂天眼(ちょうてんがん)

もともとは中国産で、赤出目金の突然変異を固定したものです。飛び出した目は他の出目金と違い、真上に天を仰ぎます。正しい名前は朝天眼です。(朝は向くという意味です。)中国では望天眼、望天龍とも言います。昔、中国の皇帝が好かれて飼われたようです。また、体型も細長い筒型で背鰭がありません。体色は赤、黄金色、更紗などになります。出目金にしては奇妙な姿ですが、やはり大人しくて遊泳力がなく、いつも底でじっとしています。現在は、飼育も入手も難しくありません。現在、花房との組合せでできた花房頂天眼も売られています。

水泡眼(すいほうがん)

中国で秘魚とされた品種で、長い間、門外不出で人の目で触れることがありませんでした。目の下にリンパ液が詰まった大きな袋がぶら下り、目は少し飛び出して上向きになっています。風変わりなものが多い中国金魚の中でも奇妙さで目を引く存在です。水泡が大きなものは体より大きい、テニスボールぐらいになり、実に見事です。体型はやや丸いため、琉金型に分類することもあります。一般流通しているのが背鰭はありませんが。中国には背鰭のある水泡眼が存在しています。中国名は?旗水泡眼という名です。長い尾鰭は三つ尾か、四つ尾となります。体色は黄金のような橙黄色、更紗、黒、あるいは雑色などです。入手しやすく飼育も難しくありませんが、目の下の袋は一度傷付いてしぼむとなかなか元に戻りません。

中国金魚の分類:草金魚、文種、蛋種、竜種

草金魚(コメット類)

一番鮒に近い体型で尾鰭が長くて、ときに体長の半分以上にもなります。

文種(琉金類)

体型が短くて、背鰭があって、尾鰭が大きくて開いて、文という文字に似ているのでこのような体型の金魚は文種というように分類に入ります。主な種類は高頭、珍珠鱗、鶴頂紅、獅子頭などです。

蛋種(丸子、らんちゅう類)

背鰭がなく、体型が短くて蛋(卵)みたいので、蛋種といいます。主な種類は水泡、絨球、寿星頭などです。

竜種(出目金類)

体型が短くて、背鰭があって、尾鰭が大きく開いて頭が広くて且つ平ら、目が両側に飛び出している様子が竜の目みたいので、竜睛というような名が付けられます。主な種類は墨竜睛、紅竜睛、白竜睛、朝天竜、蝶尾竜睛などです。

中国金魚命名の基準

第一は色です。始めは赤、火、金、墨、白、紅、紫、青……等、後は紅白花、黒紅花、五花、黒白、十二紅、首尾紅、裙辺紅等々もできました。第二は品種名です。例え:五花竜睛、紅白珍珠、全紅水泡、黒獅頭、紫絨球……などです。これらの命名はすべて色の後に品種名を付けて金魚名になります。第三は新特徴(第二特徴)です。第四は旧特徴(第一特徴)です。例え:全紅高頭竜睛球、紫高頭竜睛球、五花鳳尾珍珠翻鰓、瑪瑙眼蝶尾竜睛などです。

紅蛋球、紅白花蛋球、五花蛋球、紅文球、紅白花文球、五花文球、紅高頭蛋球、五花高頭蛋球、紅高頭文球、五花高頭文球

肉瘤が頭部と両鰓とも発達且つ背鰭があるものは獅子頭、頭部のみ発達のものは高頭、頭部と両鰓とも発達且つ背鰭のないものは寿星頭というように区別します。

体色は青地に白斑、黒い点があって、紅、黄色がないのは素藍花、青地に(青を含む)三色、四色があるのは三色、四色と呼ぶ、五花というのは紅、黄、青、白、黒がすべてあるもののみです。五花獅頭、三色珍珠、四色竜睛、というように呼びます。透明鱗というものは玻璃花というように命名します。白玻璃花竜睛、五花玻璃蛋球、紅白玻璃花獅頭。尾鰭が特に大きいのは鳳尾といいます。五花鳳尾竜睛、素藍花鳳尾珍珠、瑪瑙眼蝶尾竜睛などです。

普通?魚、野生紅黄?魚、金?魚、原始金魚、文魚、燕尾?魚、竜眼、藍文魚、紫藍花文魚、竜背墨竜睛、?旗朝天竜、朝天竜、素色花文魚、紫文魚、堆玉(高頭)、玻璃文魚、翻鰓珍珠魚、花文魚、蛋魚、彩色蛋鳳、蛤蟆魚、絨球(蛋球)、鵝頭、鳳尾珍珠、彩色文魚、鉄色文魚、銀色竜睛、鶴頂紅、朱頂紫羅袍、虎頭、獅子頭、水泡眼、彩色水泡、竜背灯泡眼、珍珠、竜背虎竜睛、虎頭竜背灯泡眼

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