MORPHOLOGIE_1



De la Chaussée, François
Initiation à la morphologie historique de l'ancien français, Klincksieck, 1977

名前に反して、初心者にはかなり厳しいです。音声学の知識もないと、とてもではないけれど歯が立ちません。音声学と形態論の知識が一通り身に付いてから読 みましょう。


Pope, M.K.
From Latin to modern French with espec i al consideration of Anglo-Normand, Manchester University Press, 1934

恥ずかしながらまだ通読していません。Anglo -Normandの部分を読んだ印象では、細かい事象がずらずらっと並べ立てられた百科全書の感があります。

もはや 古本でしか手に入れられませんが、今でも十分に価値のある一冊です。
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Zink, Gaston
Morphologie du français médiéval, puf, 1989

初心者には もっとも優しい一冊です。これを最初に読みましょう。音声学やラテン語の知識がないと苦しい部分もありますが、とりあえず、詳しい説明や歴史的 な記述はすっ飛ばして、活用表を片っ端から覚えていく、というふうに使えます。動詞活用表がついているのも、初心者には便利なはずです。つっこんだ部分を 理解するためには、音声学を身につけましょう。


Andrieux-Reix, Nelly; Baumgartner, Emmanuèle
Manuel du français du moyen âge -- 3. Systèmes morphologiques de l'ancien français, A. Verbe --, Biere, 1983

現代フランス語の学習者と同様、古フランス語の学習者も頭を悩ませるのは動詞の活用です。この書物のウリは、歴史音声学を捨象した点にあります。もちろ ん、音声学の知識なしでは読めない部分もあるのですが、一応、その部分を読まなくても、動詞活用システムが理解できるようになっています。動詞活用に関し ては、最初に手にとるべき一冊でしょう。ただし当然のことながら、ある形態が、どのような過程を経て生じたのかを本書で理解することはできません。


Fouché, Pierre
Morphologie historique du français, Klincksieck, 1967

個々の動詞の形態が、どの ようにして生じたかを細かく説明しています。読むには音声学の知識が絶対に必要です。また、テクスト内で出くわした形態から、少 なくとも不定法形態、できれば、法と時称が予想できるようになっていないと使うことはできません。私も通読したことはまだなく、もっぱら調べものをする時 に使っています(ああ、これもそろそろ読まなくては!)。


Lanly, André
Morphologie historique des verbes français, Champion, 1995


Morphologie historique des verbes...

古仏語動詞活用辞典ともいうべき一冊です。音声学の知識がないと、理解できない記述もありますが、とりあえず、古仏語のテキストの中で出くわした動詞の形 態を確認するのには使えます。

GGGGGGGGGG, , HHHHHHHHH,